ここから本文です

10年後では遅い! 今すぐ“複業”でW収入を目指すべきワケ

9/10(月) 9:00配信

週刊SPA!

「働き方改革」が叫ばれるなか、副業を解禁する企業が急増している。ソフトバンクやコニカミノルタなどの大企業も続々と副業を認め、今年4月からは、新生銀行が大手銀行で初の解禁を発表して話題に。また、神戸市や奈良県生駒市など公務員でも解禁の動きがある。

◆大企業から公務員まで続々解禁。中年こそ「複業」を始めるべき理由

 こうした流れを「妻子を養う責任がない自由に動ける若手社員だけの話」と、どこか他人事のように感じていないだろうか。実際には、“もう一つのサイフ”は、40代以上にこそ必要なサバイバル術なのだ。早稲田大学ビジネススクール教授の山田英夫氏が話す。

「今の40代の人が、10年後にも同じ収入水準をキープできるのか、ということです。大企業でも50代になると『役職定年制』があります。そこでポストを外されると、専門外の部署や間接業務に異動させられて、収入が大幅ダウンする人が少なくない。また、ビジネス環境の移り変わりが激しい現在、スキルの“賞味期限”がどんどん短くなっています。長く活躍するためには、常に外部から刺激を受けて成長していかなくてはいけない。一つの会社にしがみつき、社内で仕事を回しているだけでは、先細りしていきます」

 危機感を持った人はすでに動き始めている。SPA!が複業(W収入)をしている40代会社員にアンケートを取ったところ、「将来的な収入減が不安だったから」という人が最多。

《複業を始めた理由は?(複数選択可)》

1 将来的な収入減が不安だったから 104人

2 給料が安すぎて遊ぶお金が欲しい 65

3 趣味などをお金に換えたかった 50

4 将来の金銭負担増が濃厚だから 45

5 新しい経験を積みたかったから 40

6 今の働き方に年齢的限界を感じる 30

7 リストラなど本業消失の可能性 28

8 友人や同僚がすでにやってるから 20

9 会社が副業を解禁したから 18

※対象/複業をしている40代会社員200人(調査は8月1日~13日)

 そして多くの人は長期目線で「数年後には収入の柱にしたい」と考えている。

《今やっている複業の将来的な展望は?》

数年後には収入の柱にしたい 30%

今の副収入の額を維持したい 22%

今は儲からないけど改善したい 19%

タダ同然だが経験が積めるのでOK 15%

儲からないのでもうやめたい 9%

本業を辞めて複業で独立予定 5%

※対象/複業をしている40代会社員200人

 また、今いる会社が副業NGだとしても、のんびり構えてはいられない。今後、解禁する企業は間違いなく増えていくからだ。

「今後は副業を許容するかどうかが、企業の人気を左右する大きな要素になってくるでしょう。業界のトップ企業が解禁したら、新卒や優秀な人材が流れるのを恐れて、同業他社は追随する。またRPA(ロボットによる自動化)やAIの進展で、同じ会社の中に“もっと稼げる人”と“機械に代替される人”という差が生まれてきたとき、人件費を削りたい企業にとって複業は一つの解決策になります」

◆単発で稼ぐ「副業」でなく長く続けられる「複業」を

 会社員生活が染みついた中高年ほど混乱しそうな今後の未来予測。山田氏はいざ自社が副業を解禁したときに備え、「重要なのは、単発のアルバイトのような『副業(サブの仕事)』ではなく、本業と並び立つような『複業』を目指すこと」と、アドバイスを送る。

「ある程度経験を積んだ人がアルバイトで使われるなんて、耐えられないでしょう。それよりも培った経験やスキルを生かして、太く長い収入を目指さなくてはならない。そのためには“滑走路”となる準備期間が必要です。会社側も、週1日でもいいから、そういう準備に充てる時間を与えるのが、『人生100年時代』に必要な雇用形態だと思います」

 もはや、安穏とサラリーマンだけを謳歌する時代ではない。10年後を見据え今すぐ複業のタネをまくべきなのだ。

【山田英夫氏】

早稲田大学ビジネススクール教授。三菱総合研究所に勤務した後に、早稲田大学で経営学者として教鞭を取る。近著に『マルチプル・ワーカー「複業」の時代』(三笠書房)

イラスト/サダ

― W収入 複業で稼ぐ方法 ―

日刊SPA!

最終更新:9/10(月) 9:00
週刊SPA!

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊SPA!

扶桑社

2018年10月23日号
10月16日発売

¥400

・年収300万円家族の苦悩
・[ド定番副業]の新戦略
・[ドラフト会議]を10倍楽しむ方法
・[ライバル商品]40本勝負

Yahoo!ニュースからのお知らせ

Yahoo!ニュースからのお知らせ(10月17日)