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「メンツと礼」をタダだと思う人が落ちる地獄

9/11(火) 8:00配信

東洋経済オンライン

発達障害のひとつであるADHD(注意欠如・多動症)の当事者である借金玉さん。早稲田大学卒業後、金融機関に勤務するものの耐えられずに退職した過去があります。
近著『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』では、そんな借金玉さんが発見した「見えない通貨」という概念についてまとめられています。ビジネスパーソンが知っておくべき「人間関係の本質」とは。

■なぜ、あなたの人間関係は突然破綻するのか? 

 どんな人間関係も、短期から中期的に必ず破綻する。そんな人生を送っている人は意外と少なくないと思います。かくいう僕も、そのような人生を送ってきたタイプです。

 ある日突然、相手が怒り出す。ある日突然、相手から連絡を無視される。ある日突然、連絡先をブロックされる。あるときから、飲み会に誘われなくなる。こういった辛い経験が何度もあります。

 だから、人間関係を次々とホップしてこれまで暮らしてきました。ジョブホッパーならぬ、コミュニティホッパーです。

 でも、そうなってしまう原因が何なのか、長らく僕にはわかりませんでした。「自分の何が原因でネガティブな結果が発生するのか」ということを理解するのはとても難しいことです。「おまえのそういうところが悪い」と直截的に指摘してくれる人というのはそんなに多くはありません。指摘してくれたとしても、それが正しいとは限りません。

 しかし、固定化された人間関係の中で成果を出し続けなければならないのが仕事というものです。そういうときにどうしのぐか。これはずいぶん長いこと僕にとっての大きな課題でした。

■起業して人間関係が楽になった、根本的理由

 少し光が見えたと感じたのは、僕が起業をしてからでした。僕は一度起業し、失敗しています。それでも起業をして以来、対人コミュニケーションに関しては一気に楽になったと感じました。それは、「お金」というこの上なく明瞭な価値基盤を前提にした人間関係が増えたからです。

 「お金」はビジネスをする人、商売人同士で、間違いなく共有できるモノサシです。空気を読めない発達障害者の僕でも「お金」ならわかる。与えれば喜ばれ、損をさせれば嫌われる。

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