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親分と子分? 本質的な議論を避け続ける、安倍首相と佐喜眞沖縄県知事選候補の無視できない類似性

9/15(土) 6:01配信

週プレNEWS

『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏が、自民党総裁選での安倍晋三首相と佐喜眞淳(さきま・あつし)沖縄県知事選候補の選挙戦術について、類似性を指摘する。

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"親分と子分"だからなのか、このふたり、することがよく似ている。

親分は安倍晋三首相だ。自民党総裁選で、対立候補の石破茂元幹事長との論戦から逃げまくっている。石破氏は政策テーマごとに2、3時間の討論会の開催を要求していたが、政策論争でボロを出したくないと安倍首相が恐れたのか、討論会は3回のみとなった。

一方、子分は沖縄県知事選候補・佐喜眞淳前宜野湾(ぎのわん)市長だ。安倍官邸の強力なプッシュを受けて自民党候補として出馬するのだから、子分と呼んで差し支えないだろう。

こちらも県政記者クラブ主催の立候補予定者討論会には当初、そっぽを向いていた。その後、世論の批判が高まると一転、「不参加は事務方の不手際によるもの」と釈明し、参加することになったが、いかにも苦しい言い訳だ。

選挙戦術もよく似ている。両者とも本質的な議論を避け、イメージ戦略に徹している。

戦力不保持を規定した9条2項の削除を主張する石破氏に、首相は1項、2項を残したまま、自衛隊保持を明記する3項追加論を展開している。その狙いは「1項、2項は残るので、平和憲法の性格は変わらない」と広く国民にアピールすることで、ゴリゴリのタカ派改憲論者・石破vsソフトな改憲派・安倍の構図を打ち出すことにある。

だが、9条3項で自衛隊を明記すれば、1項、2項は死文化しかねない。自衛隊を活用し、装備を強化して国防することが憲法上の義務になるからだ。その行き着く先は果てのない軍拡競争、そして海外派兵だ。

一方の石破氏は「国民に理解してもらう努力が足りない」と、9条の早期改正に慎重な姿勢を崩さない。2020年までの性急な改正を目指す安倍首相に比べて、どちらが"ソフト"なのか、ハッキリしているだろう。

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最終更新:9/15(土) 6:01
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