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ヨネックスが大坂なおみをサポートするワケ

9/20(木) 6:00配信

東洋経済オンライン

 テニスの全米オープンで世界4大大会シングルスの日本勢初優勝を果たした大坂なおみ選手の快挙が、日本中にフィーバーを巻き起こしている。その余波は、大坂選手が使用したラケットのメーカーであるヨネックスの株価にも及ぶ。

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 9月8日の決勝後、初の取引となった10日の初値は745円と前週末終値比45円高(6.4%)と急騰。その後も堅調で19日の終値は826円まで上昇した。「小売店からのラケットの引き合いも増えている」(ヨネックスの石田一文宣伝部長)。

■会長にスポンサー依頼の手紙が届く

 ヨネックスが大坂選手と、テニスラケットやウエア、シューズなどを提供するスポンサー契約を結んだのは、同選手が10歳の頃、2008年のことだ。大坂選手の母親が、ヨネックスの米山勉会長に「スポンサーになって欲しい」旨の手紙を書き、ヨネックスの米国拠点にいるスタッフが、ジュニアトーナメントを観戦してサポートすることを決めた。

 スケールの大きさ、性格、周囲の育成方法などさまざまなことを考慮に入れてジュニアのプレーヤーとのスポンサー契約を決めたわけだが、「何も大坂選手だけが、世界中でサポートしているジュニアのテニスプレーヤーの中で特別だったわけではない」と、石田氏は強調する。

 長年、ヨネックスはジュニアのテニスプレーヤーへのサポートに力を入れてきた。それは、将来のトップ選手を青田買いするという短期的な視点以上に、「テニスの楽しさ、おもしろさを多くのジュニアのプレーヤーに伝え、中長期的視野でテニスファンを開拓することを重視してきた」(石田氏)。だからこそ大坂選手に対しても、その実力が開花する前からサポートすることを決めた。

 大坂選手は、ヨネックスが行ってきたこの長年の”種まき“が実を結んだ1つの結果だ。実は、今年の全米オープンテニスの女子ジュニア部門では本選出場者64人のうち22人、男子ジュニア部門では64人中15人がヨネックスのラケットを使用。特に女子は、アメリカのウィルソン、フランスのバボラ、オーストリアのヘッドなど世界トップ3メーカーを抑え使用率1位となっている(ヨネックス調べ)。

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