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「1人じゃないよ」 がん経験者のつながり作りをアプリで支援

9/21(金) 17:37配信

オーヴォ

 何の前触れもなく突然やってくる「がん」という病気。検診結果を突き付けられ、突然がん治療というマラソンがスタートする人が、毎日たくさんいる。ひと昔前は、がん治療というと長期入院のイメージも強かったが、最近では、通院での抗がん剤治療や、手術を伴う短期入院などで、働きながら治療を進めることも可能なケースも増えている。それゆえに、他の患者と知り合ったり情報交換したりする機会が減り、孤独を感じる患者も多いようだ。

【動画】がん経験者コミュニティアプリ「tomosnote (トモスノート)」/「ひとりじゃない」と感じられる場所を。

 そんながんと闘ったり共存したりする人たちの情報収集や情報交換の場にしてもらおうと、アフラック生命保険(東京)は、がん経験者コミュニティアプリ「tomosnote (トモスノート)」の提供を始めた。登録したプロフィールに応じて、近しい人や投稿に出会え、治療記録や悩みを投稿することができる。投稿を読んでコメントや「いいね」を送り合ったり、他の人の投稿にあるキーワードから、気になる情報を検索することなどもできる。

 また、同社ではアプリ提供にあわせて、ブランドムービー『「ひとりじゃない」と感じられる場所を。』の公開を21日から始めた。ある日突然、乳がんの診断を受ける女性。がん治療は何の前触れもなく心や環境の準備もできないままスタートする。終わりの見えないゴールに向かって走り続ける女性は、道の途中、自分と同じように走る女性と出会う。それは自分と同じように走っている、乳がん経験者。沿道には家族やお医者さんが応援に駆け付けており、女性は、一人ぼっちではないことに気づいていく。自身や大切な家族ががんを経験した人なら、最初は1人だったランナーが次第に増え、大勢の人たちが前を見て淡々と走っていく姿に、心を揺さぶられるだろう。

 アプリ 「tomosnote」の機能やデザインは、実際のがん経験者や医療関係者たちにヒアリングを行いながら、今後もより信頼性や利便性を追求してアップデートを重ねていくという。 がん治療経験者で、がん患者の就労支援活動を行うキャンサー・ソリューションズ(東京)の代表を務める桜井なおみさんは、通院でのがん治療に加え、 「昨今は、個人情報保護の意識も高くなっており、同じ治療を受けていても情報共有ができなくなっているようだ」と、治療環境の変化を指摘。さらに、「自身ががん患者であるということを発信できず、参考になる情報を入手できていない人は全体の3割、その層に十分な支援ができていない。その人たちもtomosnoteを通して、支え合えるようながん経験者と繋がってほしい」とのコメントを寄せている。

最終更新:9/21(金) 17:37
オーヴォ