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大杉漣さん急逝で経営難に「家族で始めた事務所」が解散へ

9/21(金) 5:00配信

週刊女性PRIME

「急逝した大杉漣さんの所属事務所だった『zacco』の解散が、このたび決定したそうです」(スポーツ紙記者)

【写真】撮影現場で見た、生前の大杉漣さんの表情

 今年2月21日に66歳で急逝した俳優・大杉漣さんのお別れ会は、4月14日に青山斎場で営まれた。

「野原をイメージした草花の祭壇に飾られ、穏やかな表情を浮かべた笑顔の遺影は、写真家の長男・隼平さんが2年前に撮影したものだとか」(同・スポーツ紙記者)

所属俳優3人からスタートした小さな事務所

 お別れ会では、大杉さんら名脇役として活躍する6人が一堂に会したテレビ東京系のドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』で共演した田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一が挨拶に立ち、田口が4人を代表して弔辞を読んだ。

 プライベートでも懇意だった田口は、

「偉ぶることなく、普通に存在することの大切さを教えてくれた。どれだけ僕ら後輩が励まされたことか。あなたの後輩であり続けたことを誇りに思う」

 と遺影に語りかけた。

「このお別れ会の前に、近親者のみで葬儀が執り行われています。そこにも『zacco』所属俳優、元転形劇場俳優、草サッカーチーム鰯クラブのメンバーが参列したそうです」(芸能プロ関係者)

『zacco』という名前の由来は“雑魚のように、たくましく泳ぎたいと願う表現者集団”という大杉さんの願いが込められ、'07年に幡ヶ谷のマンションの1室で、大杉さんの妻で事務所社長の弘美さんを含めたスタッフ3名、所属俳優3名でスタートした小さな芸能事務所だった。

「大杉さんの急逝後、“経営が危ないのでは?”と業界内でも噂になっていたのですが、今年の11月をもって解散するとのことです」(前出・スポーツ紙記者)

『zacco』は、古舘寛治をはじめとする16名の俳優、映画『教誨師』の佐向大監督、写真家の大杉隼平が所属する少数精鋭の事務所だが、今後は全員が新たなるスタートを切ることとなる。

漣さん最後の映画

 解散までの残された時間はわずかだが、所属俳優たちにはこの事務所に特別な思い入れがある。

「大杉さんは自分のサッカーチームや撮影現場などで、気に入った人がいれば若手であっても“うちにこないか?”と自ら声をかけていたんです。彼を慕って集まってきた人たちですから、今回の解散でのショックも大きいと思いますよ」(同・芸能プロ関係者)

 悲しみの中で新しい所属先探しに奔走している俳優がいる中、11月まで解散の猶予があったのは所属俳優の活動に関係があったようで、

「11月まで出演舞台がある俳優がおり、公演終了までは存続ということのようです。ほかにも大杉さんの初プロデュース映画が公開されたり、CM契約をしている俳優もいます。これらを終えて解散となるようですね」(同・芸能プロ関係者)

 事務所が解散となり、いよいよ“大杉漣”という名俳優が亡くなった事実を誰もが受け入れなければいけない現実に直面するわけだが、実は、彼が生前関わった映画すべてが公開されているわけではない。

「漣さんが初のエグゼクティブプロデューサーを務めた主演映画『教誨師』が10月6日に公開、同20日には出演作『恋のしずく』が公開されます。これが事務所が存在する間に公開される最後の映画となるようです。しかし、来年の1月には漣さんがナレーションを務める『世界一と言われた映画館』の公開もまだ控えているんですよね」(映画配給会社関係者)

 自主映画のオファーも断らず受けていたという大杉さん。封切られていない作品はまだ存在すると思われる。公開を待たずして事務所は解散となるが、彼の生きた証となる作品がひと段落するのは、もう少し先のこととなりそうだ。

※記事の一部を修正して更新しました(2018年9月22日0:00)

最終更新:9/22(土) 0:03
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