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共働きのカギは男性 家事育児、ノルマは現状の2倍

9/22(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 今月のマネーハック、テーマは「共働き」です。実は共働きのあり方を夫婦がしっかり考えることはマネープランの大きな改善につながります。前回も述べましたが、正社員で共働きすれば生涯賃金4億円以上も難しくありません。場合によっては夫婦で5億円以上を稼げることもあります。そのカギを握っているのは女性ではなく、むしろ男性です。男性の日常生活そのものが共働きを続けるポイントになります。

■ともに働けど、夫は家事育児はしていない

 夫婦がともに働く社会になっているにもかかわらず、夫婦がともに家事育児をしていないのが現状です。これでは女性が年収をアップするチャンスに大きな制限がかかっていることになります。
 内閣府男女共同参画局の2016年「社会生活基本調査」によれば、6歳未満の子どもを持つ共働き世帯の夫の家事育児関連時間(「介護・看護」「買い物」時間も含む)は週平均で1日1時間24分だったそうです。
 これに対して、共働きをしている妻は6時間10分を家事育児関連に費やしています。その差は実に4.4倍です。共働きなら「共家事」「共育児」夫婦であってもいいわけですが、実際はそうなっていません。
 皮肉なことに、専業主婦世帯の夫の家事育児関連時間は1時間15分となっており、共働きとほとんど差がありません。いかに共働きの男性が、共働きで一緒に稼いでいるはずの女性に頼っているかが分かります。
 共働き世帯が片働き(妻が専業主婦)世帯の2倍いるという世の中になったにもかかわらず、家事育児の分担はまだ変化していないわけです。「ワンオペ育児」という言葉があるのもうなずけるでしょう。

■週末はイクメンより家事メンになる

 こういう話をすると、男性は「いえ、週末はがんばっています」と反論するかもしれません。先ほどの調査で、平日と週末を分けた数字を見てみると、確かに男性の週末の家事育児関連時間は増えてはいます。しかし、週末であっても依然として女性は家事育児関連に多くの時間を費やしています。結局のところ、共働き男性の家事育児関連時間は十分ではないということになります。
 また、男性は家事と育児とで偏りも見られます。週末の育児時間1時間半程度(平日は30分程度)に対し、家事時間は30分程度(平日は18分)と家事時間が圧倒的に少ないのが現状です。
 これは家事をやりたくない夫が「子どもを公園に連れて遊ばせてくるよ」と妻に告げ、「自分は育児に参加している」と得意げになっているのだと想像されます。しかしながら、その裏で妻は同じ時間、部屋の掃除をしていたりします。家事の負担は重いものです。
 男性は家事育児を担うなら、週末は極力家事を担当するべきでしょう。週末の夫は「育児より家事」です。「イクメン」より「家事メン」にならなければいけません。これなら時間が短くても妻は(少しだけ)満足してくれることでしょう。例えば、我が家では週末のスーパーマーケットでのまとめ買い担当は常に私です。その間、妻は子どもを公園に連れていく分担になっています。

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最終更新:9/22(土) 12:15
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