ここから本文です

一部の動画が再生されない不具合が発生しています。ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

王者ゴロフキン陥落に村田諒太は?「尚弥の感情がちょっとわかった」

9/23(日) 11:31配信

Number Web

 絶対王者陥落―─。

 米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで15日(日本時間16日)に行われた世界ミドル級タイトルマッチでWBAスーパー、WBCの2冠を保持するガザフスタン人、ゲンナジー“GGG”ゴロフキンがメキシコのスーパースター、サウル“カネロ”アルバレスにきわどい判定で敗れ、王座から陥落した。

 この試合に誰よりも熱い視線を注いでいたのがWBAレギュラー王者の村田諒太(帝拳)だろう。ミドル級の真の頂点を目指す村田はかねて自他ともに認める実力ナンバーワン、ゴロフキンをターゲットにしており、2019年に東京ドームでの対戦プランが浮上していたからである。

 村田は試合後、この試合のゲスト解説を務めたWOWOW放送センターで、メディアの取材に応じた。「この結果が次の試合のモチベーションに影響を与えるか」という質問に対し、いつも通りはっきりした口調で答えた。

 「次、じゃあゴロフキンとできたかといえば、それもまた違う話で、どこかで運命的なものがないとできない。逆に言うと、あのステージに上がるためにはもっと証明しなければならないものもあると思いますし、そういうふうに自分のモチベーションを持っていかないといけない」

尚弥の感情がちょっと分かった。

 なんとも大人の発言であるが、少し間をおくと、いたずらっぽい表情で次のように続けた。

 「ロマゴンが負けたときの(井上)尚弥のテンションの下がり方に似た感情がちょっとわかりました(笑)。まあ、尚弥のほうは具体的で、ぼくのほうはもうちょっと背伸びしなくちゃいけない存在だったので、そんなに感情はわいてこないですけどね」

 ロマゴンことローマン・ゴンサレス(ニカラグア)は無敗のまま4階級制覇を達成し、WBC世界スーパー・フライ級王座に君臨していた。米老舗雑誌「リング」のパウンド・フォー・パウンド・ランキングで1位にランクされ、文字通り最強のボクサーだった。

それでもゴロフキンが第一候補。

 ロマゴンvs.井上はファン垂涎のドリームカードで、WBO同級王者だった井上本人がだれよりもロマゴンとの対戦を熱望していた。それが昨年3月、タイの伏兵シーサケット・ソールンビサイによもやの敗北。あのとき、村田とともにWOWOWで解説した井上は確かにショックがありありだった。

 村田が井上ほど動揺していないように見えたのは、ゴロフキンの負け方が無残なものではなかったことも一因だろう。米メディアによると、第2戦もゴロフキンの勝利を支持する声が少なくなかった。ちなみに村田は「どちらに転んでもおかしくない試合」と前置きした上で、自身の採点は115-113でゴロフキンの勝利と明かした。

 現地で試合を視察した帝拳ジムの本田明彦会長は「ゴロフキンの評価はまったく落ちてない。対戦する価値のある選手」と今後もGGGをターゲットの第一候補に考えていることを明かした。

1/2ページ

最終更新:9/23(日) 11:31
Number Web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sports Graphic Number

文藝春秋

963号
10月11日発売

定価590円(税込)

大谷翔平 旋風の軌跡。

【スペシャルインタビュー】 大谷翔平「激動の1年を語る」
【全米が見た二刀流】 イチロー/バーランダー

Yahoo!ニュースからのお知らせ(10月17日)