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ホンダ初のTボーンフレームのベンリイCS90(1964年製造)が走行

9/24(月) 11:15配信

WEBヤングマシン

ホンダコレクションホール20周年特集(9)

ホンダ 初のTボーンフレームのベンリイCS90(1964年製造)が走行

2018年7月16日、ツインリンクもてぎの南コースでホンダコレクションホール開館20周年記念イベントが開催された。いつもの動態確認テストはレーサーなどが多かったが、今回は20周年記念ということで市販製品特別走行が実施され、ホンダの黎明期から現在までのエポックメイキングなモデルが走行を披露した。

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欧州に進出したことで生まれた新フレーム

1962年、ホンダは日本のメーカーで初めてベルギーに海外現地法人を設立し、10月からスーパーカブC100の派生モデルであるペダル付きモペッド「C310」の生産をスタートした。しかしセールスは苦戦し、新しいスポーツタイプのモペッドの開発に乗り出した。この新しい欧州向けモペッドのエンジンや足まわりなどはC310の流用を前提としていたが、C310やスーパーカブに採用されていたボトムリンクのフロントフォークではスポーティさに欠けるためテレスコピックフォークに変更。だが、これだけでは軽快なデザインにはできず、かと言ってパイプフレームはコスト面で採用が難しい……。模索するなかで「Tボーンフレーム」のアイデアは生まれたのだ。

スーパーカブなど、それまでのプレスフレームはリヤフェンダーと一体で成形されており、軽快な印象にはならなかった。一方、Tボーンフレームはリヤフェンダーを本体から分離したため、パイプフレームのモデルのようなスポーティな外観を生み出すことに成功。フレーム本体は全周溶接で剛性が高く、また空間を生かした造形美が特徴で、1967年にホンダ2輪車で初めてGマーク(GOOD DESIGN AWARD)製品に選ばれた。

〈【HONDA BENLY CS90 1964年1月 8万2000円(当時)】Tボーンフレームに新開発のOHCエンジンをスーパーカブに先駆け搭載したスポーツモデル。90ccの高出力エンジンとティアドロップタンクの美しいスタイルで国内外で人気を博した。■空冷4サイクル単気筒OHC 89.6cc 8ps/9500rpm 80kg〉

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最終更新:9/24(月) 11:15
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