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中国の人口構成に潜む“時限爆弾”が、世界経済を揺るがす日がやってくる

9/24(月) 14:10配信

WIRED.jp

30年にわたる「一人っ子政策」は、中国の人口構成を砂時計のようなかたちに変えつつある。いちばん上が高齢者、いちばん下が子どもの層だとすると、その真ん中がくびれているというかたちだ。

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一人っ子政策は2015年末から、段階的な撤廃が始まった。だが、この政策が生み出した問題は、近い将来の中国経済に大きな影響を及ぼすとみられている。都市部の一人っ子たちの肩には、老いていく2人の両親と4人の祖父母を養う責任がのしかかることになるからだ。

この「4-2-1問題」は、「BAT世代」の未来である。つまり、中国のテック巨大企業である百度(Baidu)、アリババ(Alibaba)、テンセント(Tencent)の影響力が強まっていくなかで育った世代のことだ。

彼らの大多数は、中国の中流層に属している。現在の中国の中流人口は4億3,000万人だが、30年までに6億5,900万人に拡大すると予想されている。つまり、米国、ドイツ、英国、フランス、イタリア、スペインの人口の合計を上回ることになるわけだ。人口構成上のボトルネックが広がる一方で、この世代の嗜好の変化は、中国のみならず、広く世界にも大きな影響を及ぼすことになるだろう。

高まる中国製品の人気

現在のところ、中国のミレニアル世代は金回りがよく、積極的に消費している。月末になると銀行口座が軽くなるため「月光族」と呼ばれるこの世代の大多数は、毎月の給料を全額消費し、ほとんど貯蓄をしない。

そうした消費の大半はこれまで、アップルのノートパソコン、グッチのバッグといった欧米の高級商品が対象だった。しかし現在、その様相が変わりつつある。中国の好調な経済や、習近平国家主席が指揮するソフトパワーの強化に支えられるかたちで、国家意識とプライドが高まっているためだ。

習主席の構想には、旧シルクロードにあたるユーラシア地域の連帯強化を目指す巨大インフラプロジェクト「一帯一路」や、中国産業の現代化を目指す「中国製造2025」といった戦略が含まれている。中国製造2025は現在、米国との間で起きつつある貿易戦争によってトーンダウンしているものの、今後10年で重要な役割を演じる態勢を整えつつある。

中国文化では新たな文芸復興が起きている。人気テレビ番組では伝統的な詩や工芸が紹介され、昔風のファッションが復活している。中国のファッションデザイナーであるグオ・ペイとユマ・ワンは、国内でも国際舞台でも成功を収めている。

マッキンゼー・アンド・カンパニーが最近発表した調査によると、いまや中国の消費者は17のカテゴリーのうち9分野で、外国製品よりも国内製品を高く評価しているという。これにはビールやエレクトロニクス製品、さらにはファッションも含まれる。

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最終更新:9/24(月) 14:10
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