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帝京大名誉教授が伝授「シークワーサーが血糖値を下げる」

9/29(土) 11:04配信

女性自身

「シークワーサーなど柑橘類に含まれるフラボノイドの一種『ノビレチン』に、血清尿酸値を下げる効果があることは数年前から動物実験でわかっていたのですが、今回、初めてヒト(成人男性)にも効果があると確認されました」

こう話すのは、帝京大学名誉教授の山口英世先生。尿酸は私たちの体内で常に産生され、同時に排出されている。ところが、腎機能の低下などによって排出が十分でなくなったり、動物性タンパク質の取りすぎなどで尿酸が作られすぎると、血液中の尿酸値(血清尿酸値)が高くなり、高尿酸血症となる。この状態を放置しておくと、痛風や腎臓結石、膀胱・尿管の炎症などの原因となる。

現在、高尿酸血症の患者数は500万人以上いるといわれており、その多くが薬で尿酸値をコントロールしている。

「動物実験から、ノビレチンにはがん細胞の発生や認知機能低下、血糖値上昇の抑制作用などに加えて、尿酸の産生とかかわりをもつキサンチンオキシダーゼという酵素の活性を抑える働きがあることが報告されていました。今回は、実際にその効果がヒトでも見られるかを証明するために、初めて臨床研究を行ったのです」(山口先生・以下同)

血清100ミリリットルあたりの尿酸の量が7ミリグラム以上だと、正常域を超えることになる。今回、沖縄ハム総合食品が行った研究では、この数値に近い血清尿酸値をもつ20~65歳の成人男性10人に、30~40個分のシークワーサーの果汁を凝縮した飲料100ミリリットルを毎日飲んでもらった。

すると、その平均値が4週間目で4%減、8週間目で7%減となり、正常範囲内まで低下するという結果が出た。濃縮ジュース1杯で効果が望めるとは、シークワーサー、スゴい!

「これはノビレチンがキサンチンオキシダーゼの活性を抑えて、尿酸の産生量を低下させたことによると考えられます。血清尿酸値が高い人に処方される薬には尿酸の排せつを促す働きをするものと、尿酸の産生を抑える働きのあるものの2タイプがあります。これらの薬には腎不全や再生不良性貧血、肝障害、過敏性血管炎などさまざまな副作用がある。なかには重篤な症状が出る場合もあるのです。その点、食品で血清尿酸値を下げることができれば、副作用のリスクを伴わずにすむのです」

一般的に男性のほうが女性よりも血清尿酸値が高い人が多いため、今回の臨床研究は成人男性で行われたが、女性にも同じ効果が見られるはずだと山口先生は言う。

「ノビレチンに血清尿酸値を抑える働きがあることがわかると、薬に頼らずともシークワーサーなどの柑橘類を取ることで血清尿酸値をコントロールすることが可能になる人が増えるかもしれません」

尿酸値の数値に悩む人にはうれしい話。とはいえ、日々のプリン体の取りすぎにはご注意を!

最終更新:9/29(土) 11:04
女性自身

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