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金田正一氏はiPhoneユーザー「ワシはLINEもやっとる」

10/1(月) 16:00配信

NEWS ポストセブン

「人生100歳時代」「生涯現役」と、長生きを肯定的にとらえるフレーズが市民権を得るようになってきたが、世のジジイたちは、心の中では怒っている。野球解説者・金田正一氏(85)の場合は──。

「周囲が何かと手を差し伸べてくれたり、気を遣ってくれるのはありがたいことだが、過剰な配慮によって、ますます老けさせられているような気もする。もっと本人に任せてもらいたいもんじゃ」

 そう語る金田氏が違和感を覚えるのが、携帯電話の選び方だ。

「ワシは長く2つ折りの携帯電話を使っていた。『ガラケー』というそうだな。しかもボタンが大きくて画面が見やすいものを持たされてきた。

 ところが最近、初めてスマホを持ってみて驚いたのなんの。散歩中でも生中継が観られるから、誰がホームランを打ったのかが逐一わかる。生で観られなくても、データも取れるから結果や選手個々の成績も一目瞭然。ラジオの時代から野球をやってきたワシにとっては、信じられないような時代だよ」

 スマホを使い始めた時は孫に使い方を教えてもらっていたが、「一度やり方を覚えると簡単じゃ」と金田氏は自信満々の表情である。

「画面に向かって声をかければ勝手に電話をかけてくれるし、知りたいことを調べてくれたりするし、便利なことこの上ない。写真だって動画だってすぐに撮れるしね。ワシはLINEもやっとるし、移動中にはスマホで演歌を聞いとる。

 周囲に過剰に気を遣われてきたおかげで、こんな便利なものをこの歳まで持たせてもらえなかったなんて、無念じゃよ(苦笑)。あまり年寄り扱いしないでもらいたい。ただ、長く生きたからこんな感動を味わえたのも事実だから、長生きはしてみるもんだとつくづく思うけどね」

 スマホをいじっていると「脳も活性化する」と金田氏。ただ、気がかりなのは「便利になりすぎる」ことだとか。

「ワシは若い頃から電話番号をたくさん覚えているのが自慢だったが、こんなに簡単に名前で検索できて、リダイヤルできてしまったら、孫たちの記憶力もダメになるだろうなと……。便利になりすぎてバカにならんか心配じゃ」

※週刊ポスト2018年10月12・19日号

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