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最凶ヤクザから、最強主夫へ!? 人気コミック『極主夫道』をヤクザの専門家が読んでみた

10/2(火) 6:31配信

デイリー新潮

 実生活ではできればお近づきになりたくないかもしれないが、「極道の妻たち」「仁義なき戦い」を始め、「アウトレイジ」やBSジャパンで放送された「極道めし」など、昔から「極道」をテーマにした作品は多い。
 さらに最近では「極道」を扱ったマンガも話題のようだ。今年8月に発表された「次にくるマンガ大賞2018」では、コミックス部門1位に極道の家に生まれた女子高生が主人公の『来世は他人がいい』が、Webマンガ部門3位に専業主夫になった元ヤクザが主人公の『極主夫道』がラインクインしている。ちなみに、『極主夫道』の作者のおおのこうすけさんは、今回の作品が初めての連載にもかかわらず、8月のコミックス発売後、大きな話題となり既に16万部を超えるヒットとなっているという。

 なぜ「極道」なのか。『極主夫道』の担当編集者は「極道的な外見と、行動やしぐさの“ギャップ萌え”がジワジワきて、クセになるのではないか」とヒットの理由を分析する。
 
 内容を紹介すると、主人公は元ヤクザ、通称「不死身の龍(たつ)」。丸腰単身で10カ所の組事務所を潰したことからそう呼ばれて恐れられた。わけあって足を洗い、今は専業「主夫」。愛妻・美久はデザイナーとして働くバリキャリだ。
 龍の彫り物を背負う身にダークスーツをまとうスタイルは「現役」のままだが、今はその上に柴犬キャラクター(! )の入ったエプロンをつけて家事に励む。

 担当編集者いわく「非常に研究熱心」だというおおのさんは、ドラマや映画、書籍などから「業界」について詳しく調べているという。
 龍の振る舞いにはヤクザ時代の所作が見え隠れし、美久の誕生日祝いには部屋に祭壇を設えて「八幡大菩薩」「天照皇大神」「春日大明神」の三軸を掛けるという凝りようだ。

 おおのさんに話を聞いてみると、「ノンフィクション系の書籍などを読むと、ヤクザの組長は実は『動物好き』が多いなどのちょっと変わった一面が興味深いです。また組をやめた元ヤクザの人たちの本では、現役時代の武勇伝だけでなく、どのように地域社会と接点を持っていくのかなどのリアルな世界を知る事ができました」と、研究成果を明かす。

 おおのさんが参考にしたという一冊が、元ヤクザ・ノンフィクション『ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。』。そのタイトル通り、暴力団・元幹部の中本さんが獄中離脱し、出所後うどん店を営むまでの苦労を描いた話だ。

 マンガの中で龍は、妻のために弁当を作ったり、さらに掃除、洗濯、買い物まで、甲斐甲斐しくいそしんでいる。実は「主夫業」とは無縁そうな極道の世界だが、事務所当番で食事を作ったり、掃除をしたりなどをする制度がある。うどん店主となった中本さんも、「当時の事務所当番の経験が今に活きている」と同書の中で明かしている。

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最終更新:10/4(木) 12:49
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