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海外移住した「ゲス投資家」が日本に戻らない理由とは?

10/9(火) 10:30配信

幻冬舎ゴールドオンライン

「ピーク時には9億円くらい資産がありました」

柳澤 結局、ニシノカズさんはどれぐらいの資産を保有しているんでしょうか?

ニシノカズ(以下、ニシ) 今年1月のピーク時で9億円ぐらいですね。今は半分ぐらいに減っていますけど……。

柳澤 元手ゼロ円から9億円はすごいですね! でも、半分に減ったということは、その後は、まったく利益確定してないんですね。トレードはされているんですか?

ニシ 全然していません。本当に毎日フラフラしながら過ごしているだけ(笑)。先日はインドに1ヵ月ぐらい行ってました。Facebookを作ったマーク・ザッカーバーグがスティーブ・ジョブスに「今後どうしたらいいだろう?」って相談をしたときに、ジョブスは「インドに行け」って言ったらしいんですよね。すぐにザッカーバーグはインドに行って、帰ってきたらFacebookのミッションを確認できた、ということを話していて、僕もインドに行ったら何かあるかな?と(笑)。

柳澤 何かありました?

ニシ まあ、現地で感じ取ったことは今後に生きてくるかなと。仮想通貨に関しては「インドはハードルが高そうだな」と感じました。現金をビットコインに交換できるATMが1つと、ビットコインが使えるレストランが一軒だけあったので行ってみたんですけど、インドは法的にビットコインの扱いが定まっていないんです。レストランの店員に聞いてみたら「最近、ビットコインが違法になったから使えないよ」って。

「ADK、BCH、MONAを保有しています」

柳澤 ニシノカズさんは、ビットコインもかなり保有しているんですか?

ニシ ある程度保有しています。他にはADK(エイドス・クニーニン)という仮想通貨、BCH(ビットコイン・キャッシュ)とMONAですね。

柳澤 実はなぜかうちの事務所はADKに関する相談が多かったんですよ。あれはいったいなんだったんだろう……。

ニシ 僕の場合は現段階でADKを売ろうとは思っていませんね。ADKそのものが非常に面白いので。

柳澤 日本では排除されてしまったZEC(ジー・キャッシュ)、DASH(ダッシュ)、XMR(モネロ)と同じ、匿名系の通貨でしたよね?

ニシ 匿名性が高いうえに、DAG技術(第1回参照)を利用しているのでスケーラビリティ問題がなく、手数料は無料という特徴がありますね。でも、それ以上に面白いのがプロジェクトとファウンダーの人柄。ADK財団はオフショア銀行を作ろうとしているんです。

すでに財団はケニアの銀行を買収済みですが、ほかにも複数の銀行と交渉中と言われています。AEOI(Automatic Exchange of Information)加入国だと、その国の銀行に口座を作ったら自動的に口座情報が居住国に送信されてしまうから、AEOI非加入国に“ADK銀行”を作っていく予定なんです。当然、ADKで送金するから、誰にも知られることなくオフショア銀行に資金移動ができる。

既存のオフショア銀行には数千兆円規模のお金が預けられているといわれていますが、より匿名性の高いADK銀行が実現したら資産家の間で間違いなく話題になるでしょう。もちろん、怪しいお金が入ってくる可能性もありますが……。

柳澤 資産家をターゲットにしたプロジェクトなんですね。税理士としては関与したくないけど、そういうのは実需がありそうですよね。ビジネス目線で見ると。

ニシ でも、ファウンダーのリカルドは富裕層だけに提供しようなんて、まったく考えていないんですよ。もともとバンカーなんですけど、金持ちばかり相手にする銀行に辟易して辞めたらしいです(笑)。ADKなら、手数料は無料なので、低所得層にも使い勝手がいい。低所得層にも口座を提供して、スマホ上で簡単に操作できるようにしようとプロジェクトを進めているんです。

柳澤 なるほど。ファウンダーはスペインの方でしたよね? なかなか熱いラテン系ですね。

ニシ ADKホルダーの間では「ドン」の愛称で絶大な人気があります。過去にADKを扱っていたある仮想通貨取引所が信用できなくなるようなことが起こり、ドン自ら「お前のところではADKを取引させん!」と上場を取り下げさせたことがあったんですよ。すると、その取引所が一方的にホルダーのウォレットを凍結して、ADKが引き出せなくなってしまいました。他のプロジェクトなら、取引所に預けっぱなしにしていた投資家の自己責任で済まされてしまう可能性も高いでしょう。でも、ドンはポケットマネーでホルダーにADKを補てんしたんです。

柳澤 ホルダーに愛されるのもわかります(笑)。

ニシ だから、ADKが値上がりするかどうかは僕にとっては二の次。ドンがつくるADK銀行を使ってみたい、という気持ちが強いんです。何かあっても口座を開示しろとか、差し押さえられたりする心配もない。それ以前にホルダーがADKを手放そうとしなかったり、ADKを扱っている取引所がまだ少ないので世界的な認知がまだまだ低く、板が薄すぎて換金売りもできないんですけど(笑)。

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