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グーグルは「Pixel 3」でソフトウェアの威力を見せつけた:ハンズオンレヴュー

10/11(木) 12:12配信

WIRED.jp

グーグルが自社ブランドのスマートフォン、Pixelシリーズの第3世代モデル「Pixel 3」を発表した。前機種との一貫性を保ちつつ、新機種には2タイプのモデルがある。標準サイズのPixel 3と、大型の「Pixel 3 XL」だ。

Googleの発表でおさえておくべき5つのこと

どちらも本体背面はガラス製で、前機種より大きな画面、強化されたカメラ機能、そして最新のプロセッサーを搭載している。また、グーグルが自社データセンターの保護に使用しているものと同等のセキュリティチップも搭載されている。

これまでグーグルのハードウェア製品といえば、鍵を握るのはハードよりもソフトウェアであるというのが常だった。この最新モデルについても同じことが言える。

これらの2モデルは、ハードウェアに高度に最適化された最新版のAndroid OSである「Android 9 Pie」で動作する。ほかのスマートフォンメーカーが新機種を発売してから、最新のAndroid OSを導入するまでに何カ月も要することを考えれば、それだけでも十分に注目に値する。

だが、それだけではない。グーグルはPixelと他社のハイエンドモデルとの差異化を図るために、ハードウェアの革新よりも洗練されたソフトウェアを搭載することに重点を置く傾向がある。

AIによる進化と、デザイン性向上の理由

新機種のカメラはそのいい例だ。背面カメラにレンズを追加してデュアルレンズにする代わりに、人工知能(AI)によって写真の品質向上を図ったのである。

ソフトウェアによる性能の向上は、ほかにもある。グーグルはPixel 3に、かかってきた電話をフィルタリングする機能を追加した。その主役となるのが、まるで人間のような声で電話をかけてくれるヴァーチャルアシスタント「Google Duplex」の技術だ。

ソフトウェアによって優位性を高めるというのは、非常にグーグルらしいアプローチである。グーグルはアップルやサムスンのような優れた生産技術はもっていない。また、他社の人気モデルのような確固たる支持基盤もない。だからこそ、Pixel 3を最も賢いスマートフォンにしようとしているのだ。

もちろん、グーグルがハードウェアの改善に取り組んでいないわけではない。Pixel 3の本体色は旧モデルと同じツートーンだが、いかにもプラスティックのような素材だった背面の下部はマットなガラス素材、上部は光沢のあるガラス素材へと変更されている。

これは単に美しさを追求したから、というわけではない。Pixel 3はワイヤレス充電に対応した。本体フレームは光沢のあるアルミ製だ。こうした小さなデザインの変化が、旧モデルと比べてはるかに洗練された印象を与えてくれるのだ。

ちなみに本体色は、ジャストブラック、クリアリーホワイト、ノットピンクの3色が用意される。「この3色は、それぞれの見た目も受ける印象も変えたかったのです」と、グーグルのハードウェアデザイン担当ヴァイスプレジデントであるアイヴィー・ロスは言う。

今年の流行が「中間色」や「サンドカラー」であると判断したデザインチームは、新機種には明るい光沢のある色を採用するのを避けたのだという。「その一方でブラックが好きだという意見も健在なんです」と、ロスは言う。

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最終更新:10/11(木) 12:12
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