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内田有紀、初の朝ドラ『まんぷく』で人気再燃 “笑う役”に往年のファンの願いが叶った?

10/12(金) 6:05配信

リアルサウンド

 NHKの連続テレビ小説『まんぷく』に出演している内田有紀に注目が集まっている。

 内田が演じているのは、安藤サクラ扮する主人公・福子の姉である咲。早くに亡くなった父に代わり、貴金属店で働いて家を支える3姉妹の長女で、自分の幸せを後回しにしてしまうほど、周囲に自然な気遣いができる、優しい性格の持ち主だ。

 大谷亮平演じる婚約者・小野塚真一との結婚式のシーンでスライドショーとして上映された写真は番組公式Instagramにも投稿され、「綺麗ですね」「素敵です」との声が上がっていた。内田は90年代に大ブレイクを果たし、10代でモデルから女優へとトップを走ってきたが、意外にも朝ドラには初出演。『まんぷく』での内田のどのような姿が、彼女の人気を再燃させているのか。内田とともに90年代の青春を過ごした古豪のライター・麦倉正樹氏に聞いた。

【写真】反響があった内田有紀の結婚式のシーン

「近年の内田さんのTVドラマ出演作には、“笑う役”が少なかった印象です。10代~20代当時の作品では、よく笑う、健康的な女性を演じていることが多く、“天真爛漫”で“ボーイッシュ”なイメージが定着していました。一度お休みされたあとの30代後半くらいからは、クールな役が多く、『まんぷく』では久しぶりに一般的な女性像を演じられていて、時折見せる笑顔の美しさに魅了されている視聴者が多いのでしょう。そして、これまでに演じていそうで、意外とやってこなかった、“いいお姉さん”という役柄がとてもハマっています。美しさはもちろん健在ですし、大人の女性としての内面の艶やかさも見られます。『咲姉ちゃん』という愛称で、妹たちから慕われるお姉さんとして、しっとりとした女性らしさや、優しさを自然に感じさせる部分も、若い頃にはなかった、今の内田さんの魅力だと思います」

 近年演じているクールな役柄から見える、内田の女優としての歩みについて、麦倉氏は目を細めつつ、以下のように考察を述べた。

「内田さんは、精神病院に入院する主人公を演じた主演映画『クワイエットルームにようこそ』や、絲山秋子原作の映画『ばかもの』、話題になった広末涼子さんとのW主演ドラマ『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)など、復帰以降はどこか影のあるような役を演じることが多かったように思います。視聴者は、“絶世の美女”である内田さんには、“普通の人には計り知れない苦労や悩み、あるいは過去があるのではないか?”というイメージを抱きやすかった。だからこそ、そのような役を演じることが多かったし、役としても説得力があったのではないでしょうか。

 また、内田さんにとって、『ドクターX』(テレビ朝日系)にレギュラーキャストとして出演したことも一つの転機だったと思います。米倉涼子さんとの見事な掛け合いを見せ、“きっぷのいいかっこいいお姉さん”という印象を与えました。それこそ『花より男子』の最初の映画化作品で、主人公“牧野つくし”を演じていたように、90年代の頃の内田さんは、主役を演じる人というイメージでしたが、『ドクターX』で主人公の“相棒役”を好演したことは、同作が人気シリーズとして継続して作られたことも含め、内田さんの新しいキャリアの礎になったのではないでしょうか。実際、同作に出演して以降は、今回の朝ドラも含め、脇で光る役を好演することも多く、一気に演じる役の幅を広げたように感じます」

 今後の内田のドラマや映画への出演について、麦倉氏は期待してやまないという。

「『ドクターX』のような、ある意味“ボーイッシュ”の延長線上にあるとも言える、個性派できっぷのいい姉御肌の役は、本当に内田さんにピッタリだと思うのですが、それだけに今回の『まんぷく』の“咲”役で見せた綺麗で“憧れのお姉さん”のような雰囲気は、非常に新鮮だなと感じましたし、何よりもうっとりするほど美しいですよね。なので、今後もそのようなポジションでの起用が増えていくのは、往年のファンにとっても嬉しい限りなのですが、願わくば、どうか笑顔のまま、幸せな結末を迎えられるような役を……それはもはや、国民の願いと言ってもいいかもしれません」

 『まんぷく』の最新話では、回復の兆しを見せていた咲が、再び伏せってしまった。もっと内田の笑顔を拝みたい視聴者の気持ちに答えてほしいところだが、本作を機に、彼女のこれからをもう一度、熱を持って追いかけていこうとするファンも増えそうだ。

大和田茉椰

最終更新:10/12(金) 9:48
リアルサウンド

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