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今季対戦成績は日本ハムに軍配も…終盤はソフトバンクが7連勝 上位常連争いを制すのは?【パCSファースト展望】

10/12(金) 18:05配信

ベースボールチャンネル

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが13日、セ・パ両リーグで開幕する。パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスが本拠地ヤフオクドームに北海道日本ハムファイターズを迎える。近年、覇権を争ってきた両者はどのような戦いを見せるのか。

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ソフトバンクは日本ハムに苦手意識があるのか

 両チームの対戦で思い起こすのは2016年。日本ハムがシーズン終盤、ソフトバンクとの最大11.5ゲーム差をひっくり返したときだ。当時、エースだった大谷翔平を中心に有原航平、高梨裕稔の好投でソフトバンク打線を封じ込めると、一気に趨勢が変わった。

 昨季は大谷の不調もあって、日本ハムは下位に低迷。だが、今季の対戦成績は日本ハムが13勝12敗とリードしている。

 ソフトバンクは日本ハムが苦手なのか。結果だけをみれば、そんな感覚はある。

 しかし―――。

 直近の両者の対戦成績をみると、ソフトバンクが7勝0敗。今季の6~7月までの間に日本ハムには7連敗を喫していたが、8月に入って巻き返した。まだ日本ハムに2位の可能性が残る中の9月3連戦で、ソフトバンクは3連勝を飾った。これは大きなアドバンテージとなるだろう。苦手意識の払しょくにもつながっているはずだ。

 そしてCSファーストステージを迎える。

初戦はミランダVS上沢

 ソフトバンクは初戦の先発にミランダを立てる。9月23日の日本ハム戦では6回2/3を無失点。ミランダはシーズン途中の入団であるため、それほど情報がないというのも有利に働くだろう。さらに日本ハムは、西川遥輝、近藤健介の左打者2人が鍵を握っている。左腕で一歩リードしたいという算段はあるはずだ。そして、2戦目にエース・千賀滉大で連勝突破を狙う。

 打線は、内川聖一、今宮健太、牧原大成を欠くものの、デスパイネに復調の兆しが見える。柳田悠岐、上林誠知、中村晃、グラシアルらは好調をキープしている。意外性のある松田宣浩が下位打線に控え、十分に戦えるだろう。相手の初戦先発は今季6戦(2勝4敗)している上沢直之だが、対戦の多さをプラスにしていきたい。

 ソフトバンクとしては、2連勝でファイナルステージの舞台メットライフドームへと向かいたいはずだ。
 
 クローザーの森唯人の疲れだけがやや気がかりだが、シーズン最後の日本ハム戦7連勝を自信にして決戦に挑みたい。

 日本ハムは、シーズン終盤を3連勝でフィニッシュした。この流れを大事にしたい。
 
 初戦先発は11勝の上沢が登板する。縦変化を武器にしたスタイルで、今季のソフトバンク戦では完封が1試合。各打者の軸を崩せる影響力のあるピッチングもできる。先陣をきって、いい形で後続につなげたい。2戦目はマルティネスか。今季10勝の右腕は、ヤフオクドームでの防御率は2.14となっており、ゲームは作れるはずだ。

 打線は、シーズン終盤になって西川の調子が上がってきたのは大きい。先頭の西川が出塁すれば、長打力のある大田泰示が2番に控える。足と長打力を生かした攻撃で、3番・近藤につなげて一気呵成に攻めていきたいところだ。レアードの離脱は痛いが、横尾俊建、清宮幸太郎ら若い力がどこまでチームにプラス効果をもたらすか。

 リーグ王者・埼玉西武ライオンズへの挑戦権をつかむのはどちらか。上位争い常連の両者の意地のぶつかり合いに注目だ。


氏原英明

ベースボールチャンネル編集部