ここから本文です

【男子バレー】先輩・柳田将洋の背中を追ってプロを選んだ理由とは

10/13(土) 23:28配信

バレーボールNEXt

 10月26日(金)の新Vリーグ開幕が迫る中、今季、サントリーサンバーズの新キャプテンとなった藤中謙也(入団3年目/25歳)がプロ宣言をした。
 ユース、ジュニア時代から世代を代表する選手として活躍してきた。専修大学4年の2015シーズンに全日本に初選出。サントリーに入団当初から守備に定評のあるバランスのとれたアウトサイドヒッターとして注目され、入団1年目の2016/17V・プレミアリーグでは柳田将洋(ルビン)と対角を組んでチームを牽引。全日本に名を連ねる同期の山内晶大(パナソニック)、関田誠大(堺)らを押さえて最優秀新人賞に輝いた。しかし、2017年に始動した中垣内ジャパンには選出されず。その悔しさを同年のユニバーシアード大会にぶつけて銅メダル獲得に貢献した。その頃からプロとして活動することを考え始めたという。

全日本入りが目標。バレーボールに専念して自分を高めたい

「ユニバーシアードのレベルですけど海外のチームと対戦して視野が拓けたというか、世界の高さだったりパワーだったりを肌で感じて、もっとすごい選手が集まる海外のプロチームに興味をもちました。自分もそういう厳しさの中に身を置いて自分を高めたいという気持ちになり、まずはバレーに専念できる環境を作りたいと思ったのです。もちろんその先には全日本入り、そしてオリンピック出場という目標があってのことです」
 決断の背景には、サントリーでプロ選手として活動していた酒井大祐コーチ(2018年5月に現役を引退)や、一足早くプロとなった柳田の影響が「少なからずあった」という。
「サントリーから東レに移籍した阿部(裕太)さんも含めて、その3人はバレーボールに対する情熱や意欲が違っていたというか、果敢に挑戦する姿に刺激を受けていたので、ユニバーシアード大会から帰国してまず相談したのは柳田さんでした」
 経験者のアドバイスを受けて、チームには去年の10月頃から思いを伝え始めた。藤中の熱意と覚悟が荻野正二監督をはじめチーム関係者の心を徐々に動かし、認められた。栗原圭介チームディレクターは「チームとしては、(サントリーに根付いている)『やってみなはれ』の精神で選手の思いをかなえる方針。藤中はスキルだけでなく人間的にも申し分ない。オリンピックを見据えて成長を望んでいるので、精一杯、頑張ってほしい。引退後は指導者になりたいよう。いずれなんらかの形でサントリーに還元してくれれば一番いい」と話した。
 プロ選手からプロの指導者となり、チームスタッフとして見守る酒井コーチも、「(自分がプロになりたいと思ったのは)野球小僧がプロ選手に憧れるのと一緒。プロの選択にはメリットもあればデメリットもある。バレーボールに専念できるが、生活の安定という意味では社員のほうが恵まれている。そういうことを理解した上で挑戦するのだから頑張ってほしい。自分も立場が変わって1年目。何ができるかわからないが対話を大切にしっかりやっていく」とエールを贈る。

1/3ページ

最終更新:10/13(土) 23:45
バレーボールNEXt

あなたにおすすめの記事