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韓国「抗日旗」問題 海自OBは呆れ顔で「軍人の独断でやれることではない」 

10/15(月) 6:00配信

デイリー新潮

朝日新聞も「非常識」のコメントを報道

 例えば読売新聞の電子版は13日、「韓国艦艇、観艦式で李舜臣将軍を象徴する旗掲揚」と報じた。こうなると、もう怒りは感じない。ただ呆れるだけだ。それにしてもなぜ、韓国は騙し討ちに等しい“反則技”に踏み切ったのか。

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 経緯は意外と複雑だ。発端は9月。朝鮮日報なら6日、《済州で行われる韓国海軍の国際観艦式に、日本の海上自衛隊の艦艇が「旭日昇天旗」を掲げて参加することが分かり、論議を呼んでいる》と報じた(「旭日旗掲げた日本の艦艇、済州の国際観艦式に参加へ」)。

 日本のメディアも続く。朝日新聞を例にとろう。9月28日に「韓国観艦式で旭日旗使わないよう要請 防衛省関係者『非常識』」の記事を掲載した。

《韓国海軍の報道官は27日、済州島で10月10~14日に他国の海軍との交流などを目的に開く「国際観艦式」に関し、日本などの参加国に「自国の国旗と太極旗(開催国である韓国の国旗)だけを掲揚するのが原則」だと8月31日付で通知した、と明らかにした》

《日本の自衛艦旗は、他国の軍艦旗と同様、自艦を民間船と区別する国際法上の役割がある。防衛省関係者は「非常識な要求。降ろすのが条件なら参加しないまで。従う国もないだろう」としている》

 これがどれだけ非礼・無礼な要請なのかは、デイリー新潮でも10月6日「『旭日旗』問題 海自OBは『韓国海軍の軍人が一番恥ずかしい思いをしている』と指摘」で取り上げた。

 海自OBに取材を依頼すると、軍艦旗は世界中の海軍にとって、国旗と同じくらい重要な旗だと指摘した。記事の核心部分を再掲させていただこう。

《どれくらい非常識なのか、海自OBは喩え話を始める――。もし一部の日本人が、東京の韓国大使館に国旗=太極旗が掲揚されているのを「気に入らないから自粛させろ」との運動を始めたとしたら、我々日本人はどう思うだろうか? 
「多くの日本人は呆れ、『韓国に失礼だからやめろ』との世論が高まるでしょう。逆も同じです。韓国人がソウルの日本大使館で国旗=日章旗が掲揚されているのを『気に入らないからやめさせろ』と抗議した場合、日本の世論は今より敏感に反応するはずです。旭日旗の自粛要請は、『国旗=日章旗を掲げるな』との要請に等しいのです」》

 結局、10月5日、岩屋毅防衛相(61)は「国際観艦式」への海上自衛隊の参加を見送ることを決め、韓国政府に伝達したと発表した。これで話は終わりかと思いきや、国際観艦式の当日になって意外な展開を見せる。

 もちろん、日本でも多くのメディアが報じた。ここでは、共同通信が10月12日に報じた「韓国海軍、反豊臣軍の英雄旗掲揚 政府抗議、国際観艦式で」の記事をご紹介しよう。

《韓国南部済州島沖で11日に開かれた国際観艦式で、韓国海軍が豊臣秀吉の朝鮮出兵に抵抗した英雄、李舜臣将軍を象徴する旗を掲揚していたことが分かった。日本外務省関係者が12日、明らかにした。日本政府は同日、外交ルートを通じて韓国側に抗議した》

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最終更新:10/15(月) 11:13
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