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監督の電撃交代で始まった 巨人・阪神の“場外乱闘”〈週刊朝日〉

10/17(水) 16:00配信

AERA dot.

 東西の名門球団である巨人と阪神が共に監督の来季続投をアナウンスしていたにもかかわらず、2人の指揮官は不成績の責任を取る形で辞任を発表した。

 巨人の高橋由伸監督の辞意が明らかになったのは10月3日。興味深いのは、後任に原辰徳氏が有力と報じられ、あからさまな方針転換と人事異動が行われていることだ。

 まず、6日付の一部スポーツ紙で巨人のドラフト1位候補が大阪桐蔭の根尾昂と報じられ、巨人関係者も驚いた。それまでは、巨人ファンを公言していた金足農の吉田輝星を最有力候補としていたからだ。「原さんが、根尾で、と言ったとか」(スポーツ紙デスク)

 7日には原氏と不仲と言われている川相昌弘2軍監督の退団が発表され、後任には原派の篠塚和典氏が噂(うわさ)されている。川相監督は6日のファーム日本選手権で阪神に敗れたが、直後から始まるフェニックスリーグでの巻き返しを口にしていただけに、1日で何かがあったのだ。さらに11日、鹿取義隆GMの退任と今後はGMを置かない方針が発表された。

「これは原さんに補強を含めた“全権”が与えられるということ。11日に発表された岡崎郁スカウト部長の異動はドラフト直前の時期で変だし、後任は原さんの東海大の後輩の長谷川国利査定室長が兼務するというんだからわかりやすい(笑)」(ベテラン記者)

 オセロゲームの大逆転のようにアッという間に反原派が消えた。

 一方の阪神・金本知憲監督の辞任は、実は解任で、親会社である阪神電鉄幹部の介入があったとか。

「『チームを壊してもいいから』と言って監督就任要請をした坂井信也オーナーは金本の後ろ盾でしたが、“お荷物”でした。たとえばドラフト当日に電話してきて『この選手どうなんや?』と口を出すし(笑)。阪急阪神ホールディングス総帥の角和夫さんの信頼を得ている次期オーナーの藤原崇起さんは観客動員数が2015年以来の290万人割れとなった時点で金本解任に動いたようで、それを球団のスポークスマンは把握していなかった」(ベテラン阪神担当記者)

 かくして、変革は成らずチームを壊しただけで去ることになった金本監督。

「由伸は岡本和真を育てたが、金本は誰も育てられなかった。由伸の監督再登板はあっても金本はないでしょうね」(前出ベテラン記者)

(本誌・黒田朔)

※週刊朝日2018年10月26日号

最終更新:10/17(水) 17:23
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