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下手に出る人は出世できない! 仕事の初対面、乱暴に「お前だれ?」と尋ねたら…

10/17(水) 6:20配信

NIKKEI STYLE

 誰かと友達になったタイミングを覚えていますか? たとえば最初は互いに警戒し合う関係だったけれども、やがて無二の親友になることだってあります。そのきっかけは、対等な言葉で話し出したこと、だったりします。ビジネスの現場でも、人とのつながり方は同じです。

■人は相手の行動で自分の行動を変える?

 私たちは自分が思うよりも、案外、思うような行動がとれていないのかもしれません。たとえばとても怖そうな人と話をするときに、私たちはつい丁寧な言葉で話してしまうことがあります。また、かわいらしい子どもと話すときにはやさしい口調で話すことでしょう。気さくな雰囲気の人には最初からざっくばらんに話しかけるかもしれません。そのきっかけはなんでしょう?

 もちろん、見た目の印象は大きなものです。しかしその印象は、意外にあやつることができたりもするのです。

 たとえば、実際に私が行ってみた実験結果をご紹介しましょう。それは見た目が同じ私という人間が、話し方を変えるだけで、相手の対応を変えることができたという実験です。

 ただし厳密に学術的なものではなく、あくまでも実務の中で、建設的な意見を相手から引き出すために試行錯誤したものを実験と言いかえています。

■下手に出たらたいていの人はつけあがってしまった

 コンサルティングの現場でインタビューする場合、相手に対しては丁寧に接します。こちらとの年齢関係を問わず、たとえばこんな風に話しかけます。

 「今回はわざわざお越しいただいてありがとうございます。ぜひ〇〇さんのご経験に基づくお話を伺わせてください」

 そう言いながら、できるだけ礼儀を尽くして、相手の意見に対して強くうなずくようにします。そうすることで、警戒している相手も次第にうちとけて話してくれるようになります。

 しかし実はその先にさらに行動の変化が待っていました。

 こちらがいつまでも丁寧にだけ接していると、相手はそれを「下手に出ている」と、勘違いしてしまうことがあるのです。そうなると、最初は丁寧に回答してくれいていた方もやがてぞんざいな回答をするようになっていくことが多いのです。椅子の座り方も、後ろにそりかえるか、少し斜めになったりします。

 そしてこちらが聞いてもいないようなことまでどんどん話してくれる場合もあるのですが、そこで出てくる意見はたいてい否定的なものばかりです。

 これでは単なる愚痴聞きであり、前向きな改善ができません。

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最終更新:10/18(木) 19:18
NIKKEI STYLE

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