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“ロボット犬”が、東京の建設現場で働き始めた

10/18(木) 19:11配信

WIRED.jp

10月11日(米国時間)の深夜、ボストン・ダイナミクスが“ロボット犬”として知られる「SpotMini(スポットミニ)」の新しい映像を公開した。SpotMiniは以前やったように階段を上って廊下を通り、カメラ付きのアームを伸ばして建設現場のような場所を調査する。そして再び階段を下りて通路を進んでいく──。

【動画】建設途中のビル内で“働いて”いる様子

これこそSpotシリーズの正しい使い道といえるだろう。これまでSpotMiniがドアを開けるために人間と争うような場面の動画は、いつもネット上をにぎわせてきた。だが、今回の新しいSpotは業務用である。そもそもボストン・ダイナミクスは事業会社であり、働くSpotはスター商品でもあるのだから。

今年の5月、ボストン・ダイナミクスはSpotMiniを一般発売することを発表した(ヒト型ロボットの「Atlas(アトラス)」は、まだ発売されない)。ここで、この印象深い“四足動物”について素朴な疑問がわいてくる。そもそも、何に使えばいいのか?

優れた歩行技術は役に立つのか?

ボストン・ダイナミクスの最高経営責任者(CEO)であるマーク・レイバートがSpotMiniの商用化を発表したとき、彼はパッケージ販売することを明らかにしていた。例えば警備ロボットとして使いたければ、カメラを追加装備できる。ちょうどクルマにオプション装備を追加するようなものだ。

この新しい映像からもわかるように、Spotを建設現場の調査に使うこともできる。それでもいいのだが、Doxelのような競合他社も同じようなロボットを扱っている。

こうしたライヴァルとSpotMiniを差異化する要素は、その驚くべき身体能力だ。この技術はボストン・ダイナミクスが過去20年にわたり、Spotのような四足ロボットやAtlasのような二足歩行ロボットの研究開発を通じて培ってきたものである。

だが、建設現場のような場所でも無限軌道式のロボットが階段を上り下りできるというのに、ボストン・ダイナミクスのロボットのような歩行技術まで本当に必要なのだろうか?

答えはおそらく、イエスだろう。Spotを痛めつけるのがいかに難しいのかを考えれば、なおさらだ。結局のところ、建設現場では安全第一なのである。

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最終更新:10/18(木) 19:11
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