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広島躍進・巨人凋落の原因。プロからみたらこんなにシンプルだった

10/18(木) 13:00配信

現代ビジネス

 2018年のプロ野球セ・リーグ、広島カープがリーグ3連覇を達成した。セ・リーグでは、読売ジャイアンツ以外のチームがリーグ3連覇を果たすのは初めてのことである。一方、常勝を課せられているジャイアンツは4年連続で優勝を逃し、カープに大差をつけられて、ぎりぎりで3位でクライマックスシリーズ出場を果たすという体たらくだ。

 1998年から2012年まで15年連続Bクラスに沈んでいたカープが、ここまで躍進し、2000年代に入ってから8度のリーグ優勝、4度の日本一に輝くジャイアンツが、凋落してしまったのはなぜなのか? カープの低迷期を支え、ジャイアンツにも在籍した捕手・西山秀二氏によれば、それは、2006年に廃止されたある制度に原因があるという。

2006年の逆指名制度廃止が勢力分布を変えた

 広島カープが強くなり出した理由ははっきりしています。

 きっかけは、ドラフトの逆指名制度がなくなったことです。あれが12年前の2006年。それ以降、全チームが対等に選手が穫れるようになったわけです。

 今、カープの主力となって活躍しているのは、逆指名制度がなくなった2007年以降のドラフトで指名された選手たちなんですよ。

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広島カープ 今季の主な一軍登録選手のドラフト指名順位
2007年 高校生ドラフト1位:安部友裕、3位:丸佳浩
大学社会人ドラフト4位:松山竜平
2008年 2位:中田廉
2009年 1位:今村猛 2位:堂林翔太
2010年 1位:福井優也 6位:中崎翔太
2011年 1位:野村祐輔 2位:菊池涼介
2012年 2位:鈴木誠也 3位:上本崇司
2013年 1位:大瀬良大地 2位:九里亜蓮 3位:田中広輔
2014年 1位:野間峻祥 2位:薮田和樹
2015年 1位:岡田明丈 5位:西川龍馬
2016年 5位:アドゥワ誠
※正捕手の会澤翼は、逆指名制度最後の年、2006年の高校生ドラフト2位。1位は前田健太だった。赤字は今季のレギュラー野手と主力投手。
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 エース格の大瀬良、野村、抑えの中崎、「たなきくまる」トリオ、「神ってる」4番打者・鈴木誠也、3連覇の中軸選手はすべて、2007年以降の入団です。

 当然、他球団だって、主力となっているのは2007年以降に入団した選手です。では、なぜここに来てカープが他チームを凌駕できるようになったのか。

 カープは貧乏球団だった頃から一貫して、鵜の目鷹の目で能力の高い選手をスカウティングしてきました。それが、機会均等のドラフトになって結果につながり、いい選手がとれるようになった。そうやって入ってきた選手たちを伝統の猛練習で鍛え上げた。それが他球団との差になっていると思います。

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最終更新:10/19(金) 22:30
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