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株式会社メンヘラテクノロジーが誕生 「彼氏束縛AI」を研究する社長の就活サービス

2018/10/22(月) 22:55配信

KAI-YOU.net

新興のITサービス企業が、求人情報ウェブサイト「Wantedly」で人材募集を開始した。社名は「株式会社メンヘラテクノロジー」。親会社にはソーシャルメディアやシェアリングエコノミー事業を手がけるガイアックスが付いている。

【全員がメンヘラというメンヘラテクノロジー社員】

なお、現在のメンバーは、社長以下の全員がメンヘラ女子であるという。

代表取締役は「彼氏を束縛するAI」を研究する大学院生

インパクトのある会社名だが、構想中のサービスは至って真面目だ。

現在オープンに向けて準備を進めるのが、「社会との距離を縮めたい女子学生」と社会人をつなぐ食事会セッティングサービスの『MM(ミリ)』である。

目的は、いわゆる「出会い」ではない。社会のことを知りたい/就職活動のための情報収集をしたい女子学生が、社会人との接点を持つことにある。

メンヘラテクノロジーは、去る6月に開催された、ガイアックスのスタートアップスタジオによるアイディア創出と事業化イベントがきっかけとなって誕生した。「シェアリングエコノミー」のテーマに応えたメンヘラテクノロジーが法人化の権利を獲得したのだ。

代表取締役をつとめるのは「らんらん」こと高桑蘭佳さん。上記のメンバー写真で中央にいる金髪の女性だ。現在は、東京工業大学大学院修士課程1年に在籍し、「彼氏を束縛する人工知能」を研究しながらフリーライターとして執筆活動も行なっている。

らんらん「(前略)メディアアーティストの市原えつこさんに私のやっている研究について少しお話する機会があり、そのときに『メンヘラテクノロジーいいね』と言ってもらえて(中略)言葉がすごく気に入って社名にもしました。」 (株式会社メンヘラテクノロジーのWantedly「ストーリー」より)

とはいえ、当初から起業の意志があったわけではない。らんらんさんの彼氏はイベント制作会社を経営しているが、「仕事より私のことが好きであってほしい」と願う彼女は、その会社の社外取締役になることで「彼氏のことも把握できるし、もっと束縛がしやすくなる!」と考えたことが、直接のきっかけになったそうだ。

らんらん「(前略)彼氏の会社の仕事をたまに手伝ったりするようになり、あるとき『社外取締役くらいになりたいな~』と言ったら、彼氏が『いいよ』って言ったんです。それが超嬉しかったんですけど、なかなか社外取締役にしてくれないので『いつになったらしてくれるの?』と聞いたら、『冗談だよ』と言われてしまい喧嘩になりました。

その結果、彼氏が『起業して、なにか事業を立ち上げてリリースした実績があれば、社員たちにも説明できるから社外取締役にしてもいい』という条件を出してきて仲直りしました。そんなときに参加したのが、ガイアックスのサマープログラムでした。」(──株式会社メンヘラテクノロジーのWantedly「ストーリー」より)

……と、起業に至る経緯こそビジネス雑誌でも早々はお目にかからない独特さだが、事業に駆ける思いは等身大な悩みから生まれている。

「現在の5倍はメンヘラが深かった」というらんらんさんが、彼氏と付き合い始めたことで世界が広がり、社会人との交流機会を持つなかで、闇を深めるのに注いでいたエネルギーを上手に活用できるようになった。そこから「もっとカジュアルに学生が社会人と交流できる機会をつくれるサービスがあったら良いな」と考えたのだという。

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最終更新:2018/10/23(火) 0:56
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