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【ドラフト会議物語52】日本ハムが菅野を強行指名! 広島に野村と菊池が入団【2011年】

10/23(火) 11:04配信

週刊ベースボールONLINE

今年は10月25日に行われるドラフト会議。毎年、金の卵たちが、どの球団へ進むか大きな注目を集める“一大イベント”で、さまざまなドラマも生まれる。今年で54年目を迎えるドラフト会議の歴史を週刊ベースボールONLINEでは振り返っていく。

菅野を外した巨人の1位指名は……

2011年10月27日
第47回ドラフト会議
(グランドプリンスホテル新高輪)

[1位選手(×は入団せず)]
ロッテ    藤岡貴裕(東洋大)  
横浜(DeNA) 北方悠誠(唐津商高)
楽天     武藤好貴(JR北海道)
広島     野村祐輔(明大)
オリックス  安達了一(東芝)
阪神     伊藤隼太(慶大)  
西武     十亀剣 (JR東日本)
巨人     松本竜也(英明高)
日本ハム   菅野智之(東海大)×
ヤクルト   川上竜平(光星学院高)
ソフトバンク 武田翔太(宮崎日大高)
中日     高橋周平(東海大甲府高)

 この年の“BIG3”と呼ばれ、注目されていたのが大学生の3投手、東海大・菅野智之、東洋大・藤岡貴裕、明大・野村祐輔の行方だった。

 このうち菅野は伯父・原辰徳が監督を務めていた巨人と相思相愛、野村は高校が広島の広陵高(出身は岡山)でもあり、早々に1位指名を公言していた広島の“一本釣り”が予想されていた。

 だが、ふたを開けると波乱のドラマが待っていた。

 野村は予想どおり広島のみの指名だったが、菅野には本命の巨人に加え、日本ハムが指名に踏み切る。日本ハムは直前まで別の選手の1位指名を示唆し、菅野にも事前にあいさつはせずの、まさにサプライズ指名だった。日本ハムはクジを引き当て、交渉権を得たが結局、菅野は拒否した。

 3人のうちの最後の1人、藤岡はロッテ、横浜、楽天の3球団で競合し、ロッテへ。「一番最初に指名すると言ってくださり、一番熱心だった」球団でもあり、会見中にうれし涙を流した。4人の指名だったロッテは、3位で鈴木大地(東洋大)、4位で益田直也(関西国際大)と大成功ドラフト。2位の中後悠平(近大)は早々に戦力外となったが、その後、メジャー挑戦で話題となった。

 ほかの競合は超高校級スラッガーと言われた高橋周平がオリックス、ヤクルト、中日の競合で中日に。当たりクジを引き当てた高木守道次期監督は「四番として育てたい」と期待を語ったが、いまだ“未完の大器”として、ドラゴンズファンをやきもきさせている。ほか中日は3位で田島慎二(東海学園大)を獲得した。

 菅野を外した巨人は横浜と競合した長身左腕・松本竜也を獲得。ただ、松本は4位指名の高木京介同様、野球賭博への関与で処分を受けた。松本は退団、高木は1年間の失格処分の後、17年から育成選手として復帰している。巨人は3位の一岡竜司(沖データコンピュータ教育学院)も大竹寛のFAの人的補償で広島移籍と波乱の世代で、一番下位だが、7位の田原誠次(三菱自動車倉敷オーシャンズ)が一番の働き頭となっている。

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