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知名度よりも潜在能力。2018年ドラフトの本当の「隠し玉」はこの5人!

10/23(火) 15:01配信

webスポルティーバ

 目前に迫った”2018ドラフト”。今年は、根尾昂や藤原恭大(ともに大阪桐蔭)、吉田輝星(金足農)といった甲子園のスター選手に注目が集まっているが、”1位”の12人がなかなか揃わず、「1位指名は誰にするのか」「入札を外した時は誰にいくのか」と、各球団とも当日まで頭を悩ますことになりそうだ。

【写真】山本昌が未来のスター候補13名の素養を一斉チェック!

 現時点で1位指名と噂されているのが、以下の9人である。

根尾昂(大阪桐蔭/投手・野手/右投左打)

藤原恭大(大阪桐蔭/外野手/左投左打)

吉田輝星(金足農/投手/右投右打)

小園海斗(報徳学園/内野手/右投左打)

上茶谷大河(東洋大学/投手/右投右打)

甲斐野央(東洋大/投手/右投右打)

梅津晃大(東洋大/投手/右投右打)

松本航(日本体育大/投手/右投右打)

辰己涼介(立命館大/外野手/右投左打)

 おそらく、この9人は「1位指名候補」として12球団が共通認識しているだろうが、残りの3人については球団によって顔ぶれが大きく異なるはずだ。まさに”未知”の要素を多く抱えたドラフトだけに、2位以下の指名に注目している。

 全国的には無名でも、確かな実力を備えた選手はいっぱいいる。そういった選手を何位で指名するのか、スカウトの腕の見せどころである。

 そこで、今回のドラフトで私が密かに注目している5人の”隠れた実力者”を紹介したい。

 筆頭は、東日本国際大の粟津凱士(あわつ・がいと/投手/右投右打)だ。プロ級の球威と打ちにくさを兼備したサイドハンド投手で、リーグ戦では3シーズン連続して防御率0点台という圧巻の成績を残した。今年6月に開催された大学選手権でも1完封を含む、12回2/3を無失点と全国の舞台でも実力を証明してみせた。

 ゆっくり踏み込んできて猛烈なスピードで腕を振る。そのフォームの緩急が、打者のタイミングを難しくする。140キロ前後のスピードでも、指にかかった時のストレートの威力は十分。カットボール、ツーシームでも腕の振りが緩まず、両サイドに投げ分ける制球力を持つ。持ち球のレベルは、今でも十分に一軍レベル。球筋は、かつての高津臣吾(元ヤクルトなど)や、今なら又吉克樹(中日)だ。

 次に紹介したいのが、なかなか結果を出せずにいるが、「まだまだこんなもんじゃないはず」と期待しているのが法政大の森田駿哉(投手/左投左打)だ。富山商時代から有名な投手で、もし高校時にプロ志望届を出していれば”1位指名”だってあったかもしれないという”大器”である。

 183センチの大型ながら、ボディバランスは抜群で、フォームにぎこちなさがまったくない。140キロ前後のストレートにタテのスライダー。将来の絶対的エース……そんな期待も込められていたのだろう。入学直後、1年春のリーグ戦でいきなり”開幕投手”の大役を担った。

 だが、それから苦しんだ。肩を痛め、回復にかなりの時間を要した。ようやくベンチに戻ってきたのが今年の春。しかし、”森田復活”の声は聞こえてこない。

 ただ、明るい話題は大竹耕太郎(ソフトバンク)の健闘だ。早稲田大1、2年時にはエースとして全国制覇に貢献しながら、その後は停滞を続け、それでも”育成枠”としてプロに進んだ。

 1年目の今季、ファームで8勝0敗の快投を見せると、7月に支配下登録を勝ち取り、シーズン後半には一軍で3勝をマーク。CSでも登板するなど、日本シリーズ進出に貢献した。このように心強い前例もできた。森田に不退転の決意があれば、十分復活も期待できるはずだ。

 名城大・栗林良吏(りょうじ/投手/右投右打)は、大学ラストシーズンを25季ぶりのリーグ制覇で締めくくった。

 140キロ台後半のストレートとタテのスライダーは、すでにプロで使える球種だ。それに今年は、必殺のフォークが加わった。これは名城大OBでもあり、元中日の右腕・山内壮馬コーチが「狙って三振を奪えるボール」として栗林に伝授したものだ。

 じつは、栗林のボールを受ける機会があった。ナイター練習の薄暗いブルペンだったため、さすがに全力投球とはいかず立ち投げだけにとどまったが、それでも球質はわかる。久しぶりに”石”を受けているような重さと力強さがあった。回転が強烈な証拠だ。トラックマンの計測でも、全国トップクラスの回転数を計時したそうだ。これだけのストレートと切り札となる変化球があるのは大きな強み。

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最終更新:10/23(火) 15:01
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