ここから本文です

スペインの名指導者がウルグアイ戦を絶賛。「ただし、改善も必要」

10/24(水) 6:20配信

webスポルティーバ

「すばらしい試合だった。ひと言でいえばそうなるだろう。チームとしても個人としても、日本は高いパフォーマンスを見せた」

【写真】スペインの慧眼がパナマ戦の森保采配を分析。「戦術的にポジティブ」

 ミケル・エチャリ(72歳)は、ウルグアイ戦の日本代表の戦いを絶賛している。
 
 スペイン人のエチャリは、レアル・ソシエダ、エイバル、アラベスといった有力クラブで、強化部長や監督などあらゆる役職を経験してきた。とりわけ、そのスカウティング能力は一目置かれ、「ミスターパーフェクト」の異名を取る。ヴィッセル神戸のフアン・マヌエル・リージョ監督は、”教え子”のひとりだ。

「日本は戦術的に高いレベルにあった。ラインをコンパクトに保ち、プレッシングを手始めに守備ブロックを作り、お互いが補完し合い、攻撃では高いプレースピードで相手をたじろがせ、常に有効なスペースを作り出し……出色の内容だった。ただし、明確に改善が必要な点もあった」

 エチャリは高い評価を与えながらも、課題も提示している。

「日本は、機動力とスキルが際立つ4-4-2で挑んでいる。ただし、大迫(勇也)と南野(拓実)の2トップは必ずどちらかが中盤に落ちる形で守備のフォローに回っており、4-2-3-1とも言える。サイドアタッカーの堂安(律)、中島(翔哉)はダイアゴナル(斜め)の動きを盛んに見せ、サイドバックの酒井(宏樹)、長友(佑都)に有効なスペースをつくり出した。ボランチの遠藤(航)はバックラインと連係しつつ、前線ともいい距離感を保っていた。

 一方のウルグアイは4-4-1-1で、守備を厚くし、カウンターを狙った。リアクションスタイルで、前線のエディンソン・カバーニのタレントを生かす構造だ。ほぼベストメンバーだったが、もしルイス・スアレスがいたら、カバーニとの2トップは迫力を増していただろう。

 日本は立ち上がり、高いプレー強度を見せた。常に先手をとって、疾風の如くゴールへ迫る。とはいえ、攻め急いでいるというわけではなく、攻められたときの帰陣は速く、相手にスペースを使わせていない。攻守のバランスがきわめてよかった」

 日本は前半10分、中島のパスを南野が受け、ゴールを撃ち抜いている。

「中島のダイアゴナルのパスに対しての、南野のコントロールが光った。マーカーを一瞬で置き去りにし、確実にゴールを決めた。チームとして優勢に試合を進めたことが結実したのだろう。日本はプレースピードでウルグアイを上回っていた。コンビネーションを使ってボールを前につなぎ、攻め続ける。チームとして、ゴールに向かうパワーを感じさせた」

 しかし前半28分、ウルグアイのFKから、空中で競り負けて折り返されたボールを、ガストン・ペレイロに押し込まれてしまった。

「ファーポストで競り負け、折り返されたボールを叩き込まれている。空中戦はウルグアイの得意とするところだ。しかし、それより私は、失点の直前にビルドアップで2度もボールロストし、危険を招いていた点を重く見る。1度目は、バックラインからハーフラインあたりに縦パスを入れたが、自陣で失ってしまい、カバーニにカウンターを発動されている。2度目は、柴崎(岳)がハーフライン付近で横パスをミスし、相手のスローインになった。チーム全体としても、立ち上がりに見せた強度が落ちていた」

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

スポルティーバ
10月31日(水)発売

定価 本体1,593円+税

フィギュア特集『羽生結弦 新世界を拓く』
■羽生結弦インタビュー
■トロント公開練習フォトギャラリー
■アイスショープレイバック

あなたにおすすめの記事