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作家・水野敬也が女優・田中道子とデート!「大人の色気で勝負!アートな女優と名画バーの巻」

2018/10/24(水) 21:40配信

エスクァイア

笑顔もかわいい! 黒髪ロング美女に ホテルバーで つい蘊蓄を披露

 そして、会食当日。

 大人の色気が最高に漂うバー『光琳』で待つ私は、レザーのブルゾンと首元スカーフ、上半身をすべて大人の色、ブラウンでまとめ、金具部分にあえてゴールドを使うことで完璧な大人の色気を漂わせることに成功していました。

 こうして、(田中道子ぉ! いつでもかかってこいやぁ!)と鼻息荒くして待っていたのですが、お店の入り口に彼女が姿を現した瞬間、自分の顔色までもが土気色(ブラウン)に変わることになりました。

 日本人離れした目鼻立ちに小さな顔、圧倒的なスタイルの良さ、まさに、リアル・ハリウッド女優がそこに立っていたのです。

「今日は、よろしくお願いします」

 彼女が礼儀正しくお辞儀をして席に座るころには先ほどまでの闘争心は完全に失われ、「自分みたいなもんが、ニコラス・ケイジ目指してすみませんでした!」とその場を後にしてビルの屋上に上り、『シティ・オブ・エンジェル』のごとく銀座の街に向かってダイブしたい衝動に駆られていました。ただ、ダイブする前に今日のコーディネートの感想を聞いておこうと、企画の趣旨を説明し、服装をどう思うか聞いたところ、彼女は大きくて美しい瞳を少し細めて言いました。

「ちゃんと見たいので、立ってもらってもいいですか」

 私は、生まれて初めてカツアゲされたときに不良たちの前で身体チェックされたとき以来の緊張感を感じましたが、彼女は、私の全身をじっと見つめてから言いました。

「今日の水野さんのファッション……ジョージ・クルーニーみたいですね」

 あまりの衝撃に言葉を失いました。なんと彼女は、私のコーディネイトに対して、キング・オブ・大人の色気であるところのジョージ・クルーニーだと言ったのです。この、過去最大級の賛辞に対して、(こ、今回は、間違いなく女優さんと仲良くなれるぞ!)と舞い上がった勢いで次の質問をしました。

「田中さんは過去のインタビューで『40代から50代の白髪が生えているようなおじさんが好き』と答えていましたが、もう少し具体的に教えてもらっていいですか?」

 すると彼女は「はい」とうなずいて言いました。

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最終更新:2018/10/24(水) 21:40
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