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芸歴24年でドラマ初主演の山口紗弥加「主役は薄味が必要」

10/25(木) 7:00配信

NEWS ポストセブン

「このウジ虫野郎!」──強烈な目力で迫る美貌の演技派女優・山口紗弥加が、芸歴24年にして初の連ドラ主演を務める深夜ドラマ『ブラックスキャンダル』(読売テレビ・日本テレビ系)で弾けている。

【写真】ドラマ収録の舞台裏

 山口が演じるのは、仕組まれた不倫スキャンダルで芸能界から追放された元女優。ドラマは、現実にあった不倫スキャンダルによく似た謝罪会見シーンや覚せい剤使用の2世俳優の登場、かつて実際に不倫を報じられた人気男優がアイドルに枕営業を強要する筋立てなど、深夜枠とはいえかなり“攻めて”いる。しかも主題歌は“ゲス不倫”で世を賑わせた川谷絵音の「ゲスの極み乙女。」という徹底ぶりだ。

「芸能生活が長いので、ドラマで起きている出来事はいい面も悪い面もどこかで見聞きしてきたようなこと(笑い)。役作りには大体苦心しますが、今回はあえて私自身で臨むことに決めました。24年の経験で感じたままを表現する方が、生々しく伝わると思ったから」

 数々の現場で脇役を経験してきたが、初主演で学んだことも多いという。

「脇役は限られた出番の中に必ず表現するべき役割があって、瞬発力が必要になります。わざと誇張した“濃い味付け”をすることもあるけれど、作品を通して出番の多い主役には、控えめの“薄味”による持続力が必要だと気付きました。台本が完成する以前から、役柄や内容について打ち合わせを重ねたり……意見を求められることが多く何だか恐縮します(笑い)。新鮮ですね」

 とはいえ、オファーを聞いたときは嬉しい半面、戸惑いもあった。

「私のような“古株女優”にそんな話はもうないだろうって、どこか諦めていましたね(笑い)。漬物は古漬けが好きなんですが、発酵が進んで香りが強い方がご飯に合う気がして。だから今回は、38歳の今だからこその“古漬けの味”を出したいです」

 終始笑顔を絶やさずに屈託なく話す山口だが、その女優人生は順風満帆とはいえなかった。14歳でドラマデビューを果たした後、『笑っていいとも!』などのバラエティ番組に出演したり歌手デビューするうちに“色”がつき、本業の女優の仕事が激減。さらに、週に1度は繰り返される原因不明の高熱や体調不良に悩まされ、22歳で引退を決意。最後の仕事と挑んだのが、演出家・野田秀樹の舞台『オイル』だった。

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