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複数球団が1位指名を公言。恩師が語る「根尾昂の本当のすごさ」

2018/10/25(木) 12:20配信

webスポルティーバ

「最大7球団」の報道に驚いていると、2日前には「最大9球団」と報じる記事まであった。本日17時から始まるドラフト会議での根尾昂(大阪桐蔭)の1位指名の可能性の話だ。

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 大学、社会人に絶対的な即戦力候補が乏しいこともあるだろうが、本番が近づくにつれ“根尾人気”が日増しに高まっている。

 現時点でのプレーヤーとしての能力なら、同じ高校の藤原恭大(大阪桐蔭)や小園海斗(報徳学園)と大差はないだろう。しかし、目に見えるもの以外でのところに根尾人気の秘密がある。傑出した意識の高さ、思考力、継続力、理解力、向上心……。

 福井国体終了後、希望する球団の担当スカウトや編成担当者が根尾と面談を行なったのだが、わずか10分という限られた時間のなかでも、只者ではない雰囲気を感じとったはずだ。この男なら間違いない──この面談が決め手となった球団もあったのではないか。

「高校生といっても、まだまだ子どもですので、毎日の決め事でもできる子、できない子とわかれます。根尾みたいに雨が降ろうが、ケガをしようが、できる子はなかなかいません。この先、プロの世界に進み、どういう環境に身を置いてもブレることは絶対にないと思います。やるべきことをやる。野球で成功するかしないかはわかりませんが、根尾自身がブレることはない。でも、そこまで思わせることがすごいことで、高校生としての意識の高さ、野球や日常生活への取り組み、すべてにおいてずば抜けています」

 大阪桐蔭の西谷浩一監督はそう根尾を評する。そして何よりも絶賛するのが、根尾の内面である。

「意識的なところでいえば、今のプロ選手に交じってもかなり上位に入るのでは……と僕の勝手な想像ですけど、そんな風に思うところはあります。技術的にはまだまだ足りませんが、取り組み方、考え方でいえば、本当に高校生レベルではないものを持っています」

 大阪桐蔭入学前から“飛騨のスーパー中学生”と大きな注目を集め、そこから約2年半、周囲の期待と根尾の成長は必ずしも合致していたわけではない。過去に大阪桐蔭では、“二刀流”というなら中田翔(日本ハム)がいたし、“剛腕”というなら辻内崇伸(元巨人)や藤浪晋太郎(阪神)もいた。また、打者として見ても、中田や中村剛也(西武)のスケール、森友哉、浅村栄斗(ともに西武)の技術など、すごい打者はいくらでもいた。

「『森(友哉)と比べてどうですか』と聞かれても、正直、そこは比べたらあかんでしょうという気持ちになります。森は高校生のレベルをはるかに超えていましたから。もちろん、根尾もいい選手ですし、この夏の甲子園でのバッティングをあらためてビデオで見ると、やっぱりすごいなと思いましたけど、みんなが思う根尾にまでは達していない……そういう表現が的確かもしれないですね」

 しかし、成長の余地を残すバッティングだけでなく、根尾にはショートというポジション、意識の高さ、メンタルの強さもある。ストイックなまでに取り組む姿勢には、憧れのイチローの姿も思い起こせるが、根尾の意識の高さは己だけでなく周囲にも波及する。西谷監督が言う。

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最終更新:2018/10/25(木) 12:20
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