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標高は富士山5合目。ホンダは旧型エンジンで高地対応できるか?

10/27(土) 7:20配信

webスポルティーバ

 標高2250mのメキシコシティで行なわれる第19戦・メキシコGPは、さまざまな要素がいつもとは違うレースになる。富士山の5合目でレースをするのを想像すれば、それがいかに特殊なレースなのかがわかるかもしれない。

【写真】厳しい表情のブレンドン・ハートレイ

 気圧が780ヘクトパスカル台と低く、空気は平地よりも実に22%も薄い。だが、普段からフィジカルを鍛えているドライバーたちは、息切れや高山病のような症状に陥ることはなく、「ストレートが長く高速コーナーが少ないので、体力的にはそれほど厳しくない」という。

 もっとも大きな影響を受けるのは、マシンだ。

 空気が薄いぶん、空気抵抗は減る。しかし、発生するダウンフォースも減るため、マシンは滑りやすくなる。どのチームもモナコと同じマキシマムダウンフォースのパッケージで走るが、得られるダウンフォースは超高速モンツァ専用ロードラッグパッケージ以下だという。

 そこでカギとなるのは、脚回り。メカニカル面でいかにしっかりとグリップさせられるかという点だ。

 これについてはレッドブルが自信を見せる。

「ダウンフォース面で大きくパフォーマンスを失うから、メカニカルグリップが重要になる。その点、僕らのマシンは空力面だけでなく、メカニカル面も非常に優れているからね。実際にいつもこのサーキットでは、僕らは他のサーキットよりもコンペティティブだ。恐ろしいほど長いストレートがあるにもかかわらず、僕らが速いのは、そんな理由があるからだ。」(マックス・フェルスタッペン)

 見た目では長いストレートが目立つが、1周のうちの”滞在時間”でいえば、実は1周1分15秒のうちの大半は低速コーナーで過ごす時間だ。つまり、低速コーナーで空力に頼らず、メカニカル性能で速く走ることができるマシンが速い。それがレッドブルなのだ。

「間違いなく、このサーキットで僕らは速い。メルセデスAMGはここでも速いだろうけど、僕らにも十分チャンスはあると思う。ここは低速コーナーが多くて、走っていて楽しいわけじゃないけど、ウチのマシンは低速コーナーで速いからね。標高の影響も、僕らには追い風になる」(ダニエル・リカルド)

 2250mという標高の高さと気圧の低さは、パワーユニットにも影響を与える。

 空気が薄ければ、エンジンに取り込まれる酸素量が減り、燃焼によって発生するパワーが減る。自然吸気エンジンの場合は、22%という気圧の低さがそのまま22%のパワーダウンにつながるが、今のパワーユニットはターボ付きなので、ターボチャジャーで空気を圧縮してやれば、気圧の低さはカバーできる。

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