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松山英樹も油断大敵、要注意。PGAツアーが見せ始めた厳格な姿勢

10/30(火) 6:21配信

webスポルティーバ

WEEKLY TOUR REPORT 米ツアー・トピックス

 先日、男子ツアーで久しぶりに”スロープレーによるペナルティー”が科せられた。といっても、PGAツアーのレギュラーツアーではなく、シニアツアーとなるPGAツアーチャンピオンズでの出来事だ。

【写真】松山英樹も体験。ジョーダン・スピースが意外な試合に参戦するわけ

 ペナルティーを受けたのは、元全米オープン覇者のコーリー・ペイビン(58歳/アメリカ)。バージニア州リッチモンドで開催されたドミニオンエナジー・チャリティークラシック(10月19日~21日)の最終日において、ラウンド終了後、ツアーオフィシャルからスロープレーによる一打罰の通告を受けた。

 これにより、ペイビンのこの日のスコアは「72」から「73」にドロップ。結果は、通算5アンダー、15位タイで大会を終えることになった。

 同大会は、シーズン終盤のプレーオフ(計3試合)初戦。次戦にはポイントランキング54位までの選手が進めるが、ペイビンは大会前、そのボーダーライン上にいた。下手をすれば、この一打で危うくシーズンが終わってしまうところだったが、どうにか53位に踏みとどまって、第2戦のインベスコQQQ選手権(10月26日~28日/カリフォルニア州)へ駒を進めることができた。そこは、不幸中の幸いだった。

 さて、この”スロープレー”については、ゴルフ界で大きな問題となっている。来年1月から施行される新たなルールも、これまでにないほどの大改革が施されているが、そこには、ルールをいかにシンプルにして、プレーの進行をどれだけ迅速にできるか、という大きな狙いがある。

 ゴルフの普及に尽力する関係者の間で、「スロープレーはゴルフに要する時間を長くする。それが、ゴルフ人口減少の大きな要因のひとつになっている」という見方が強いからだ。

 そうした時勢のなかにあっても、実はチャンピオンズを含むPGAツアーでは、実際にスロープレーによるペナルティーを科すことは、これまでほとんどなかった。昨年、チーム戦による公式試合のチューリッヒ・クラシックにおいて、ブライアン・キャンベル(アメリカ)とミゲル・アンヘル・カルバロ(アルゼンチン)組がスロープレーによるペナルティーを受けたが、それも1995年以来、22年ぶりのことだった。

 その事実からも、今回のペイビンへのペナルティーがどれだけ珍しいことなのか、よくわかるのではないだろうか。

 というのも、PGAツアーでは、スロープレーに対する処罰は、ペナルティーではなく、おおよそ”罰金”で対応してきたからだ。

 ちなみに、同ツアーの規定では、一打にかけられる時間が40秒。女子ツアーの米LPGAの30秒という規定よりも、なぜか10秒も長い。

 スロープレーに際して、まず警告を受けるのは、前の組から1ホール以上離れてしまった場合で、本来はその後、一打につき40秒を上回ったときに、1度目で一打罰、3度目で二打罰が科せられることになっている。だが、不思議なことに、PGAツアーではほとんどペナルティーが科せられることはない。

 PGAツアーに比べて、欧州ツアーやマスターズ、あるいはUSGA(全米ゴルフ協会)主催の全米オープンなどでは、スロープレーについて、かなり厳しく対応している。2013年、松山英樹がペナルティーを受けたのも全英オープンだったし、同年のマスターズでは関天朗(かん・てんろう/中国)がペナルティーを受けている。

 昨季のPGAツアーでは、こんなこともあった。

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