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中古でいまだに高値安定! 平成の軽スポーツカー「ABCトリオ」は結局ドレがいいか徹底比較

10/31(水) 18:03配信

WEB CARTOP

全体で見るとビートかカプチーノだが……

「ABCは知ってても それだけじゃ困ります」。むかしこういう歌詞の英語教室のCMがあったのだが、1990年代初頭にクルマ業界でABCといえば、3台の世界最小軽自動車の本格スポーツカーのことだった。

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 ABCの「A」とは、マツダAZ-1、「B」とはホンダ・ビート、「C」はスズキ・カプチーノのことだ。

1)ホンダ・ビート

 デビューが一番早かったのは、ホンダ・ビートで1991年5月に登場。世界初のフルオープンモノコックボディのミッドシップスポーツ。ピニンファリーナが関わったとされるボディスタイルの評判が高く、軽自動車で初めて四輪ディスクブレーキを採用した。

 ホンダらしくエンジンはNAにこだわり、直列3気筒のエンジンに3連独立スロットルを与えて、フィーリングとレスポンスを重視。パワーも軽自動車の自主規制上限の64馬力まで持ってきたのは立派。レブリミットは8400回転で、レッドゾーンまで使い切って走る爽快感は他車にはない魅力。

 車重は760kgと軽量で、ミッドシップということもありフロント周りがとくに軽いのが印象的だった。四輪独立のストラットサスもよくできていて、軽快でオン・ザ・レールのコーナリングが楽しめる。

 この優れたシャシーと、パワーはともかくトルクに欠けるエンジンで、コーナリングで破綻するような気配はほとんどない。

 それをよくできたクルマととるか、ワクワク・ドキドキ感が乏しいととるかで、このクルマの評価が分かれるところだ。エンジンもNAのフィーリングを好む人にはいいが、もっとパンチが欲しいという人には物足りない。

 中古車相場では、60万円がひとつの目安といえる。タマ数も少なくなく、補修部品を無慈悲に製造廃止にすることで知られるホンダにもかかわらず、このビートは他車に先駆け、一部純正部品の生産を再開し始めたのは、うれしいニュース。

 S660が登場しても、ビートが好きという人も多く、トラブルも一通り修復済みという個体が多いので、自分のペースでワインディングを楽しみたいという人には、楽しい一台になるだろう。(総生産台数3万3892台)

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最終更新:10/31(水) 18:03
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