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BABYMETAL“神バンド”Ledaが所属 DELUHI、限定復活発表までの軌跡を追う

11/1(木) 15:00配信

リアルサウンド

 DELUHIというバンドをご存知だろうか。活動自体は3年ほどだが、彼らがその3年間という短い期間でヴィジュアル系シーンに強烈なインパクトを残したという事実は、10月10日に届いた結成10周年を記念した限定復活の報せへの反応を見ても明らかだろう。

 DELUHIは2008年にJuri(Vo)、Leda(Gt)、Aggy(Ba)、Sujk(Dr)の4人で結成されたヴィジュアル系バンドである。Ledaは前身バンドであるGRAVE SEED時代からDELUHI結成初期にかけてSYU率いるメタルバンド・GALNERYUSのベーシストをYU-TO名義で務めていたことでも知られており、結成当初より注目を集めていた。また、この時期のヴィジュアル系シーンは2000年代半ばから始まったネオ・ヴィジュアル系ブームが落ち着き、2011~2012年にゴールデンボンバーが「女々しくて」でメガヒットを記録(リリース自体は2009年)するまでの狭間の数年間。当時DELUHIは彗星のごとく現れ、凄まじい勢いで動員を伸ばし、ワンマンライブのキャパを倍々ゲームのように広げていき、結成2年で渋谷O-WEST(現TSUTAYA O-WEST)ワンマンを即完させた。今となっては珍しいことではないが、現在ほどSNSが発達していないこの頃では破竹の勢いだった。

 当時、ネオ・ヴィジュアル系ブームで生まれた同期を多用したポップなミクスチャーサウンドで、楽曲や見た目の華やかさから“キラキラ系”と呼ばれるバンドが流行っていた一方で、ラウドなサウンドを志向するバンドも多かった。その中でDELUHIのようにメタルをバックボーンに持つバンドは少なかったこともあり、その存在は際立っていた。そして前述したキラキラ系の中でもDELUHIと同時期に結成され、当時頭一つ抜けていたViViD、さらにエアーバンドという形態に賛否両論ある中ヴィジュアル系シーンだけでなく、のちに日本の音楽シーンを揺るがすエポックメイキングをもたらすゴールデンボンバーという3バンドの出現で、2010年代に新たなヴィジュアル系シーンの幕開けを予感させた。しかし、DELUHIの活動はわずか3年で幕を閉じることとなった。

 DELUHIの音楽の魅力はモダンヘヴィネスを軸にしたメタルサウンドと、そこに乗るJ-POPのようなわかりやすいキャッチーなメロディである。このメタルバンドにも引けを取らない本格的なサウンドはギターキッズたちを熱狂させ、キャッチーなメロディは幅広いリスナーに受け入れられる大きな要因となった。

 メタリックなサウンドメイクに注目が集まる彼らだが、メロディアスでポップな楽曲はもちろん、ミクスチャー要素のある曲や、メタル色が一切ない優しい歌モノ、スライドギターを使用したパワーバラード、さらには民族音楽のテイストを持ち込んだものまで楽曲は様々で、間口の広いバンドだった。

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最終更新:11/1(木) 15:00
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