ここから本文です

まさかの3連敗で広島は崖っぷち。カープOBが語る逆転日本一の条件

11/2(金) 18:10配信

webスポルティーバ

 それに丸というバッターは、調子が悪くても、粘ってフォアボールを取ることができる。でも、このシリーズに限ればそれができていません。そればかりかボール球に手を出して空振り、というシーンもよく見かけます。

 今シーズンの広島は、1、2番が出塁して、中軸で還すというのがひとつの得点パターンでしたが、シリーズでは丸で分断されてしまい、なかなかビッグイニングをつくれずにいます。

 得点が入らないとピッチャーにかかる負担も大きくなり、体力的にも精神的にも追い詰められていく。その状況が続けば、ボールの威力もなくなり、失投も増える。そうした悪循環にはまった3連戦でしたね。

 王手をかけられたとはいえ、悲観することはありません。まず、第6戦は調子のいいジョンソンが先発します。この試合に勝つことができれば、また広島に流れがくるのではないかと思っています。

 それにソフトバンクは石川柊太がヒジの違和感により離脱して、デスパイネも第5戦を欠場するなど、万全ではない。内川聖一、松田宣浩も本来の調子にはほど遠い。さらに、リリーフ陣も疲労がピークに達しているのではないかと感じています。

 クローザーの森唯斗は相変わらずいいピッチングを見せていますが、そこにつなぐまでが厳しい。武田翔太がジョーカー的な存在で頑張っていますが、もともとは先発投手でリリーフの経験が浅い。ややボールに力がなくなってきたように映りますし、変化球のキレも絶好調の時に比べると物足りない。

 ソフトバンクの優位は変わりませんが、つけ入る隙はあります。いずれにしても、逆転日本一のためには打線のつながりは欠かせません。常にリードしている展開に持ち込み、森につなげない状況をつくっていきたい。

 ここに来て、ようやく丸にも本来の当たりが戻り、ここからはホームの大声援を味方に試合ができる。ペナントレース同様、3点以上のビッグイニングをつくることができれば、逆転する可能性は十分にあると思います。

スポルティーバ●文 text by Sportiva

2/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

スポルティーバ
10月31日(水)発売

定価 本体1,593円+税

フィギュア特集『羽生結弦 新世界を拓く』
■羽生結弦インタビュー
■トロント公開練習フォトギャラリー
■アイスショープレイバック

あなたにおすすめの記事