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女子ゴルフ界の新ヒロイン・小祝さくらが母と見た夢

11/4(日) 13:00配信

現代ビジネス

 北海道で生まれ育った20歳の女子ゴルファーが、今年めざましい活躍を見せている。そんな彼女には、スナックで働きながら、女手ひとつで子育てをする母との「道産子純情物語」があった―。

祖母が語る「さく」

 小祝さくら(20歳)の祖母・泰子さんは、孫の姿を思い出しながら、照れくさそうにこう語った。

 「さく(小祝さくら)が打つ時は怖くてテレビが見れません。インタビューの時も、ちゃんと話すことができるか心配でまともに見れないんです。こんなに活躍するなんて、想像もしていませんでしたから。

 出来すぎだと思います。これも、親子の二人三脚でやってきた結果です。そもそも、あの子は運動が苦手。北海道育ちなのにスキーもスケートもできないんです」

 スポーツ界において、「黄金世代」という言葉がよく使われる。野球では、田中将大(29歳)や柳田悠岐(29歳)らの「マー君世代」が有名だろう。

 そして今、もっともスポーツ界を賑わせているのが女子ゴルフの「黄金世代」だ。史上最年少の15歳でツアー優勝を果たした勝みなみ(20歳)や、国内最高峰メジャーの日本女子オープンを連覇した畑岡奈紗(19歳)など、今や女子プロの一大勢力となりつつある。

 そんな彼女たちのなかでも、とりわけ注目を集めている選手がいる。プロ2年目にしてツアー賞金ランキング6位(約5900万円)と世代トップの成績を誇る小祝さくらだ。

 まだ優勝経験はないが、今年度出場した29試合中7試合でトップ5に入る安定感を見せる。

 小祝がプロ入りするまでコーチを務めた澤村英樹氏は、こう称賛する。

 「普通のゴルファーとは違うメンタルを持っています。とにかくミスを引きずらないのが、彼女の一番の強みだと思います。物怖じしないし、プレッシャーを感じない。

 目の前の目標を一つ一つ、淡々とクリアするんです。ふわっとした子ですが、誰よりもゴルフに対しては真面目で職人気質。なにより練習熱心でした」

 澤村氏は、こんなエピソードも教えてくれた。

 「彼女がアマチュアの大会で優勝した時、(ゴルフをする)僕の娘も勝てるようにと自分の優勝カップを手渡してくれたんです。娘に『澤村プロにも優勝カップをあげたいね』と言っていたとか。

 自分の母親は勿論、僕や周りの人たちを喜ばせるためにゴルフをしているんだなと思いました」

 壇蜜似の色白美人で、実力は折り紙つき。だが、その華麗さとは裏腹に、ゴルフ界の新ヒロインには、平成の世には似つかわしくない苦節の物語があった――。

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最終更新:11/4(日) 13:00
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