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中日1位指名の根尾昂 背番号「1」「3」が候補も本命は…

11/5(月) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 王貞治は「1」、長嶋茂雄は「3」、イチローは「51」、松井秀喜は「55」──プロ野球では、選手の「名前」と「背番号」がセットで記憶される例が数多くいる。

 それだけに、各球団は活躍を期待する選手に何番を渡すかに頭を悩ませる。甲子園を沸かせた期待のルーキーの「プロ人生の第一歩」となればなおさらだ。

 4球団の競合の末、大阪桐蔭・根尾昂(あきら)の交渉権を中日が引き当てた。竜ファンの間では、“二刀流・根尾”の入団後のポジションと同じくらい、何番を背負うかの話題で持ちきりだという。

「岐阜県出身で、小学校6年時にドラゴンズジュニアに選ばれた根尾がつけたのは『1』。再び袖を通すことになった縁もありますし、今年のナンバー1選手という意味でも、『1』を推す声は多い」(担当記者)

 根尾の英語表記「NEO」を入れ替えると「ONE」(=1)になるから、1がふさわしいと“論理的”に考えるファンまでいるという。ジャーナリストの広尾晃氏が解説する。

「主力投手は10番台、レギュラー野手は1ケタを中心に20番前後まで、というのが背番号の慣例です。新入団選手に関しては、若い番号を与えることは期待の裏返しでもある」

 根尾には、通算2480安打を放った立浪和義の「3」を背負ってほしいという期待もある。だが、「1」は友永翔太が、「3」は高橋周平が2015年からつけている。

「成績が低迷し、心機一転変更することはあるが、“剥奪”の印象は拭えない。しかも、それを高卒ルーキーに渡すとなると、チームの雰囲気に影響しかねない。“単なる数字”と片付けられないデリケートな問題です。ショートでのデビュー後、内外野を守り、選手会長も務めた森野将彦(昨年限りで引退)の『7』が空いているので、そこに落ち着くのではないかと言われている」(同前)

 ちなみに森野は立浪の引退後に「3」を打診されたが固辞した経緯がある。

 とはいえ、過去には背番号が重圧となってしまったケースも少なくない。

 2008年のドラフト1位で巨人に入団し、右の大砲として期待された大田泰示はヤンキース移籍以来“準永久欠番”となっていた松井の「55」を引き継いだ。だがその番号を背負った5シーズンで放った本塁打はわずか2本だった(背番号44になってから7本)。2016年オフに日本ハムへとトレードに出され、背番号33となってからは2年で29本塁打と覚醒。“ゴジラ2世”の看板が重荷となってしまった格好だ。

「大田の例は極端ですが、球団としては“こんな選手になってもらいたい”とメッセージを送る意味合いもある」(スポーツ紙記者)

※週刊ポスト2018年11月16日号

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