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QUEENフレディ・マーキュリーの大盤振る舞い 日本人ボディーガードが明かす〈週刊朝日〉

11/9(金) 16:00配信

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 1973年のデビュー以来、世界中を熱狂させたロックバンド・クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリー。45歳で死去した彼の「真実」を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」公開を機に、合計7回の来日で警護に当たったボディーガードが秘蔵写真を公開し、偉才の素顔を明かした!

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「私は剣道をやっていて、インターハイの団体で優勝したことがあります。それを伝えたら、フレディさんは一目置いてくれました」

 と語るのは、警備会社の東京パトロール代表取締役・伊丹久夫さん。75年4月の初来日公演以来、公私7度の来日に際して、フレディのボディーガードを務めた。

「メンバーそれぞれに1人ずつボディーガードをつけて対応しました。フレディさんは大の買い物好き。招き猫の置物が欲しいと言うので店に案内したら、『違う! 私の欲しいのは芸術性の高いアンティークだ』と叱られました。青山の骨董通りや成城にいい品があると聞きお連れしたんですが、違うと言われ続けました。後に京都のある店で、『これだ!』と満面の笑みで購入されました。

 日本の美術に精通していて、九谷焼や浮世絵に興味を持っていましたね。200万円の値のついた浮世絵を前にして『イターミ、これは本物か?』と聞くんです。私にわかるはずもないのに。

 メンバーはボディーガードを大切にしてくれました。私たちと通訳だけが招かれて食事をすることも多く、おかげで京都の吉兆や博多の屋形船などでご馳走になりました。来日のたび、プレゼントもいただきました。カルティエの置時計、ライター、カフスなど。フレディさんは『イギリス人は、信頼を置く人にはカルティエを贈るんだ』と言ってました。離日する日に空港に向かう車で店に寄って『イターミ、腕時計を選べ』と言われ、一番安いのを指さしたら、『こっちにしろ』と一番高い時計を買ってくれました。

 82年の西武球場公演でのこと。ビップルームに呼ばれて行ったら、豪華なケーキがありました。私の会社の設立10周年を祝うサプライズパーティーだったんです。『イターミには内緒だぞ』とスタッフに命じて、ホテルオークラにケーキを作らせ運んだそうです。

 最後の来日となった86年には、真剣(日本刀)をプレゼントしてもらいました。ケンドーチャンピオンのことを覚えてくれていたんですね。胸が熱くなりました」

(取材・文/本誌・菊地武顕)

※週刊朝日  2018年11月16日号

最終更新:11/9(金) 16:00
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