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鳥の卵のカラフルさ、発祥は1.45億年前の恐竜と判明

11/8(木) 11:31配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

なぜ色付きに? 卵から見えてくる恐竜と鳥の子育ての共通性

 人間は昔から、鳥の卵がさまざまな色をもつことに驚かされてきた。色付きの卵は鳥の特徴のひとつだが、科学誌『ネイチャー』に発表された最新の研究によると、その発祥は鳥の祖先である1億4500万年以上前の恐竜であることがわかったという。

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卵の面倒を見るようになった恐竜

 新たな発見があるたび、現代の鳥たちがもつ特徴の多くが恐竜発祥のものだという証拠が次々に見つかっている。たとえば羽をもつ証拠は、1990年代以降、恐竜の化石から数えきれないほど見つかってきた。そしてほんの数週間前には、1億2000万年前に生息していた初期の鳥から、肺の痕跡が見つかったと発表された。これまで考えられてきたよりもはるかに早い時期に、飛翔に適した効率的な肺を獲得していたことを示している。

 鳥とよく似たこうした特徴を持つようになったのは、恐竜のなかのエウマニラプトル類と呼ばれるグループだ。このグループには、現生鳥類や、獣脚類のうちベロキラプトルやデイノニクスなどの仲間が含まれる。

 エウマニラプトル類は、ジュラ紀(1億9960万年前~1億4550万年前)の末期に急速に多様化したと考えられている。こうした多様化のきっかけとなったのは、エウマニラプトル類がより効率的な代謝機能を発達させたことだろうと、米テキサス大学オースティン校の古生物学者ジュリア・クラーク氏は推測している。そしてこの代謝機能の変化が起こっていた時期に、あるいはその変化によって、エウマニラプトル類は積極的に子どもの世話をするようになっていった。

 たとえば、首の長い竜脚類など別のグループの恐竜は、ウミガメのように小さな卵をたくさん産んで土に埋め、そのまま放置する。一方、エウマニラプトル類は、比較的大きな卵を一度に数個しか産まない。また、エウマニラプトル類の卵にはほかの恐竜の卵ほどたくさんの気孔がなく、これは彼らの卵が鳥の巣に似たオープンな環境に置かれていたことを示している。

 おそらくは多くの鳥と同様、彼らは卵を抱いて温めたのだろう。卵の化石が、その上に座った恐竜と一緒に見つかった例もある。また恐竜の胚の研究から、これらの卵は孵化までに10週間を要したと推測される。この期間は爬虫類よりはるかに短いが、現生鳥類よりは長い。

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