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「ソニー社員、社長、助教」こなす27歳の素顔

11/8(木) 6:10配信

東洋経済オンライン

「起業」という言葉は、起業家のためだけにあるものではない。「業(なりわい=仕事)を起こすこと」は、組織の中でもできる。いやそれどころか、新しいビジネスを生み出さなければならない組織人にこそ必要とされるアクションだろう。
さあ立ち上がれ組織人。今、あなたの立場で、業は起こせる。それも、上手にやれば大規模に。本連載では、会社をはじめとする「大組織」で、“変わり者”だと思われても“変えること”に挑み、新たな仕事をつくり出す「組織内変人」を紹介する。

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 希望した組織に入れなかった。志望した部署に配属されなかった。でも、生活していくためには、与えられた仕事をやらなければならない。やりたいことはあるけれど、毎日目の前の仕事をこなすので精いっぱい。本業以外のことを始めて、査定が悪くなったり給料が下がったりするのが心配だ。

 「組織の評価なんて気にするな」と言われても、住宅ローンや子どもの教育費のことも考えなければならない。悩んでいるうちに、結局自分は行動を起こせないまま年をとってしまうのだろうか……。

 そこで今回は、大きな組織に属していながら、並行して複数の仕事に取り組んでいる”変人”をご紹介しよう。

■複数の顔を持つビジネスパーソン

 あるときは電機大手ソニーモバイルコミュニケーションズの社員、あるときは自らが立ち上げた会社の社長、また別のときは大学の助教など多様な役を1人でこなす。その人物とは、正能茉優(しょうのう まゆ)さんだ。ホテルのビュッフェのように、好きなことを、好きなバランスで、好きなだけ実行する「ビュッフェキャリア」の実践者だ。

 ソニーモバイルでは、スマートプロダクトに携わり、自身の会社「ハピキラFACTORY」では、地方の魅力的な商材を発掘し、女性や若者目線「かわいい」を切り口に商品をプロデュース。

 「つくる・売る・広める」まで一貫して担っている。さらに慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科で特任助教として新事業創造プログラムを受け持っている。

 では、いったいどのようにすれば正能さんのような働き方ができるのだろうか。彼女のキャリアをたどり、その秘密に迫った。

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