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巨人・松原聖弥、ダイヤモンド1周15秒台の脚力。大舞台で発揮した才能、甲斐に重なった育成出身のスター性

11/9(金) 10:22配信

ベースボールチャンネル

 読売ジャイアンツ対MLBオールスターチームによる「2018日米野球エキシビションゲーム」が8日、東京ドームで行われた。巨人は6-9で惜しくも敗れたが、途中出場の松原聖弥外野手ら若手が躍動した。

【写真】いよいよ日米野球!MLBチームを大解剖<投手Vol.1>

原監督の言葉通り“若手にとって良い経験”になった一戦

 通常なら体験できない貴重な場だ。

 2018年日米野球エキシビションゲームが8日、東京ドームで開催された。9日に開幕する「日米野球」に先駆けた練習試合の意味合いが強い戦いだったが、巨人の原辰徳監督が試合前に「今回の試合は若手にとってどんな形であれ良い経験になる」と語った通りの内容になった。

 試合は巨人が6-9でMLBオールスターチームに惜敗。だが、高卒2年目の高田萌生が先発し、2番手で登板した大江竜聖が2回を1失点に抑えるなど若い選手達が躍動した。一番の輝きを見せたのは4回から途中出場した松原聖弥だった。

 4回裏、1死一、二塁から8番・和田恋の代打で打席に立つと、左中間を真っ二つに破る快打を見せる。相手守備がもたついているのを確認した松原は、三塁ベースを蹴ってホームを駆け抜けるランニングホームランを記録した。ダイヤモンド1周のタイムは15秒15という快足。6回裏には一塁への内野安打で出塁すると、すかさず盗塁を決めて持ち味をいかんなく発揮した。

 松原は、今季の7月31日に支配下登録されたばかりの育成出身の外野手だ。今季はキャンプで首脳陣の目に止まり、度々1軍に帯同。期限間際に支配下を勝ち取った。

 持ち味はこの日も見せた脚力だ。6回裏の内野安打では一塁を3.65秒で駆け抜けるなど驚異的なスピードを持つ。そして、今季は打撃面の向上も見せている。ファームで117試合に出場して、134安打をマーク。杉谷拳士(日本ハム)が持っていたファーム最多安打記録を上回る新記録となった。

 一夜にしてスターダムにのし上がった松原の登場を見て感じるのは、大舞台の重要性だ。

侍ジャパン事業によって変化したオフシーズン

 2014年に「株式会社NPBエンタープライズ」が設立されてから、「侍ジャパン事業」がシーズン前後に組み込まれるようになった。かつての日本代表トップチームは大会ごとの結成ばかりだったが、シーズンの前後に親善試合を行うなどの事業を行うようになったのだ。

 今回の「2018年日米野球」もその一環であるが、大会を開催する過程において、出場チームとの強化試合を行うなど別の舞台が用意されることもある。本大会に入る前の肩慣らしの練習試合のようなものだが、この日の巨人は、まさにその恩恵を受けて、代表に入れなかった選手達や若手が貴重な経験を積むことができたのだ。

 貴重な経験の場として思い起こすのは、2017年ワールドベースボールクラシック(WBC)の直前合宿だ。

 当時、2大会ぶりの優勝を目指していた侍ジャパンは宮崎合宿を実施。初実践の相手として福岡ソフトバンクホークスと「オープニングマッチ」を開催した。侍ジャパンは当時、メジャーリーガーだった青木宣親を除くベストメンバーで試合に臨んだが、若手中心のソフトバンクに0-2で敗北したのだった。

 そのチームの捕手を務めていたのが、今年の日本シリーズMVPを受賞した甲斐拓也だった。

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