ここから本文です

【動画】実は生真面目な完成度が魅力!「ランボルギーニ ウラカン」再考。

11/9(金) 10:48配信

clicccar

ランボルギーニ ウラカン スパイダー レースカーと同時開発だから出来が良い。

Lamborghini Huracan Spyder

ランボルギーニの主力モデルといえば、ミッドにV10ユニットを積む「ウラカン」だ。特に最近は、フェラーリはもちろん、マクラーレンまでこのクラスをもつだけに、真剣に購入を考えている人にとっては悩ましい時代を迎えたのかもしれない。なぜならこのクラスは、単に新しいから良いとか、このブランドだから信頼できるなど、そんな理由で選ぶと後悔する可能性すらある。

ランボルギーニ ウラカンのワインディング試乗画像をもっと見る

そう思い知らされたのは、このウラカンをはじめて乗った時。前作のガヤルドのデビュー時も感心したものだが、ウラカンはそれをはるかに超える完成度をみせただけに、それ以降、ランボルギーニに対する味方が180度変わったのは事実。何しろウラカンは、開発スタート時からレース車両のGT3やワンメイクマシンを意識し、事実上、兄弟車のアウディR8シリーズとともに真剣に造り上げたとあって、生真面目さすら感じられる。

今回、久々にウラカンのステアリングを握った。しかもオープンモデルのスパイダーである。雑誌のGENROQを担当していた際、海外のサーキットで存分に試乗したのを今でも鮮明に覚えているが、こうして久しぶりに日本のワインディングなどで試すと色々と気づく点があるから面白い。特に冒頭でも触れたように、ライバルにも狙われている存在ゆえ、それを意識して試乗を開始した。

まず、最初に気づいたのは、着座位置。例えばフェラーリ488やマクラーレン570Sなどと意識の中で比較すると、その着座位置はだいぶ高く感じる。かといって不自由に感じることもないのだが、意外なタイト感だ。もっともこれがスパイダーということも理由のひとつ。ルーフの収納スペースが室内まで影響しているのは仕方がないが、もう少し後方にシートをずらしたいと思ったのは事実である。

V10 NAエンジンのフィールは格別

そしてエンジンスタート。ミッドマウントされたV10エンジンは、激しいサウンドで演出され、自然吸気ならではのスムーズなフィールでレブカウンターを上昇していく。しかも7速DCTの走り出しはマナーがよく、滑らかに走り出した。最近のスーパースポーツモデルは、本当に誰でも扱えるようになったと思い知らされるが、この後は違う。速度を上げてウラカンの真髄を引き出そうと、走行モードのアニマを操作し、ストラーダ(ノーマル)からスポーツへと移行。目の前のコーナーをクリアしていく度に、やはり本物だと痛感した。

やはりアルミニウムとカーボンを組み合わせたこのハイブリッドシャシーは素晴らしい。さすがはレース車両と同時開発しただけのことはある。たとえスパイダーでも剛性不足を感じさせないどころか、強固さを実感させるほどだ。実に頼もしい。それでいてサスペンションはしっかりした仕事をこなし、マグネティックライドによる応答性は的確で狙ったラインを描きやすいうえ、乗り心地もやや硬さこそ伴うものの、不快感のない見事な仕上がりを見せる。

そして、何よりも特筆すべきは、このウラカンから電動式にあらためられた可変ステアリングの効果である。ノーマル、スポーツ、コルサと3モードそれぞれ的確に舵角の設定が変わり、ノーマルモードでは、ハンドリングだけでもドライビングの楽しみを味わえるほど。以前、サーキットでテストした際、すべてのモードを試してみたが、スポーツモードでは、オーバーステアをも可能とするダイナミックな演出がなされる一方、コルサモードでは、完全にアタック体制に入るセッティングに切り替わるとあって、ウラカンは完全にステージによってその性格を変える。

だから、こうしたワインディングで楽しむ場合は、スポーツで十分。かえってノーマルやコルサは必要なく、このほうが走行そのもののリアリティとコントロール性が楽しめてリズミカルに走ることが可能。欲のあるユーザーならコルサで!などと思うだろうが、峠道程度では逆に役不足だと思う。ほぼ楽しめないだろう。しかし、本当に腕のある人ならば、その期待に応えてくれるかもしれないが、高いスピードレンジを求められるため、心しないと痛い目にあうのは確実。専有するヒルクライムならいいだろうが・・・。

1/2ページ

最終更新:11/9(金) 10:48
clicccar

記事提供社からのご案内(外部サイト)

あなたにおすすめの記事