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『リーガルV』島崎遥香の演技に絶賛の声! 一作品の中でも多彩な表情を見せ、視聴者を魅了

11/9(金) 6:02配信

リアルサウンド

 11月8日放送の『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)第4話のメインゲストとして、島崎遥香が出演した。事前情報として、島崎が演じる峰島玲奈は「高級クラブでホステスのバイトをし、莫大な遺産相続をめぐって遺族から訴えられる一夜妻」とあり、AKB48グループが中心に出演したドラマ『キャバすか学園』(日本テレビ系)やガールズバーのバイト役だった『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)をイメージしていたのだが、一辺倒な演技では終わらない、多彩な表情に驚かされた。Twitterのハッシュタグ「#リーガルV」を追ってみても、島崎の演技に絶賛の声が挙がっている。

『リーガルV』第4話場面写真

 峰島興業の会長・峰島恭介(竜雷太)が眠る斎場に現れた玲奈は、峰島の一人息子・正太郎(袴田吉彦)に向かって、亡くなる前日に婚姻届を提出した妻であり、遺産の半分の100億円を相続する権利があると主張する。銀座の高級クラブでホステスのバイトをし、現役ホストで京極法律事務所のムードメーカー・茅野明(三浦翔平)とも合コン仲間だという玲奈は、小悪魔めいた“悪女”という印象。週刊誌の報道も気にしない、図抜けたメンタルの持ち主で、“枯れ専”だと言い張る玲奈は、遺産相続の弁護人に京極雅彦(高橋英樹)を指名。会長同様、高齢男性をいともたやすくメロメロにする仕草は、アイドル・島崎遥香のイメージそのものだ。

 しかし、玲奈の本性は茨城にある高崎牧場の田舎娘で、かつて会長に牧場を潰されたことを恨んでの復讐劇。遺産を相続し、そのお金で牧場を再び再建するのが彼女の願いだった。姿はホステスだが、時折出る茨城訛りがギャップとなり、男心をくすぐるポイントに。訛りは、島崎が今回の撮影で一番苦労したところで、音程を覚えながら習得したのだとか。

 相手側の証人として玲奈の夜の豪遊っぷりをペラペラと話す茅野に「殺すぞ、あの馬鹿……」とつぶやく、つんけんとした態度を見せる一幕もありながらも、会長の最期を看取ったのが玲奈1人だったのは事実。中でも胸を打たれたのは、会長の「遺産は高崎牧場に寄付する」という遺言を聞き、玲奈が涙を流すシーンだ。会長は玲奈の狙いに気づいていながらも、彼女を溺愛していた。それは、牧場を潰していたことを後悔していたから。その会長の心中を知り、玲奈は一筋の涙を流す。留置場にてその映像を見た玲奈は、ホステスとは違ったあどけない姿。法廷で遺産相続の権利を失い涙する場面があったが、その涙とは意味合いも、彼女の表情も違っている。

 会長の最期を看取る際には緊迫した表情も見せていた島崎。今回の『リーガルV』での演技を観ていて思い出したのは、冒頭に触れたホステス役に近い作品に加え、彼女が主演を務めたホラー映画『劇場霊』での差し迫った演技や『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)、『ひよっこ』(NHK総合)、『主婦カツ!』(NHK BSプレミアム)など、家族の中の娘として無邪気な表情を見せたこれまでの役柄。そして、「会長のお墓にお花を供えてもらえませんか?」と小鳥遊翔子(米倉涼子)に頼む玲奈の姿からは、淑女としての風格を感じさせた。

 島崎が一作品の中で多彩な表情を見せることができ、また重要な役を任せられるのは、様々な作品で幅広い演技を見せている賜物。来月に公開を控えている映画『ニセコイ』では、謎の女子高生・橘万里花を演じており、これからも島崎の演技力は深まっていくことだろう。

渡辺彰浩

最終更新:11/9(金) 6:02
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