ここから本文です

若者おうえん基金、施設卒園後の若者を支援へ

11/9(金) 14:45配信

オルタナ

平成27年トルコで開催されたG20雇用労働大臣会合において「大きすぎる格差は成長の足を引っ張る」という文言が決議されました。現在7人に1人の子どもが貧困状態にあると言われ、政府は上昇傾向にある「子どもの貧困」を問題視してはいるものの、普通に生活をしていると格差を実感することはなかなかありません。(池本 修悟=一般社団法人ユニバーサル志縁センター)

しかし、格差を如実に表しているのが進学率で、児童養護施設の子の高校卒業後の進学率は生活保護世帯やひとり親家庭の子の大学等進学率よりも低くなっています。

進学できないことで進路に差が生じ、収入面での格差が生じ図に示したように貧困の状態が次世代に連鎖する現状が生じてしまいます。

ただ、社会的養護を受けたから一安心ということではなく、頼れる家族がいない状態はそう変わりません。しかも先ほど述べたように進路によって収入面での格差に加え、早期退職などで収入減を絶たれる人も多く存在し、生活が成り立たず、女性では性産業に従事する人、男性でもホームレスなどになり、中には自ら命を絶つ人もいます。

家族から虐待を受けるという一番厳しい状況にいた人たちが、社会人になってからも生きづらさを抱え1人で社会生活を営んでいく現実を知った時に、何とかしなければと思う人はいるのではないでしょうか。

このような現実のもと暮らす若者に寄り添い支援している児童養護施設やNPO法人などの心ある人たちは存在します。しかし、その活動は「制度」でカバーしきれているわけではなく、いわば心ある人たちの「持ち出し」の資金と情熱で成り立っています。

そのような現実を変えるために、2016年一般社団法人ユニバーサル志縁センターが開催した「社会的養護下にある子の自立を考える研究会」を通じ有志が集まり、2017年、首都圏若者サポートネットワーク(顧問 村木厚子、運営委員長 宮本みち子)が立ち上がりました。

1/2ページ

最終更新:11/9(金) 14:45
オルタナ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ