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がん保険はおトク?損?加入時に外せないポイントとは

11/9(金) 20:50配信

ESSE-online

がんや治療費に対して漠然とした不安を抱いているけれど、備えようにもどんな保険を選んでいいのかわからない…。そんな悩みを抱える方も多いのでは。
この不安を、ファイナンシャルプランナーの青山聡さんに相談してみました。

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がん保険、いつ入る?どんなものを選ぶべき?

ここではESSE読者の藤川めぐみさん(仮名)のお悩みに、青山さんが答えてくれました。

【相談者】

藤川めぐみさん(仮名)
27歳・専業主婦。夫は30歳で会社員。結婚2年目で子どもはなし。
世帯年収:470万円
夫の月収(手取り):28万円
妻の月収(手取り):5万円
(※相談者のプライバシー保護のためプロフィールを多少変えています)

【お悩み】

「結婚生活も落ちつき、夫との将来をいろいろと考えるようになりました。最近はコマーシャルで知ったがん保険のことが気になっています。ですが、なかなか具体的な検討段階までいかず、先伸ばしにしています。また、毎月がん保険にお金を払うくらいならもっと有用なお金の使い方があるのかな…とも考えてしまいます」

【青山さんからの回答】

「がん保険をが気になっているなら、徹底的に調べたうえで健康なうちに加入しておくのがおすすめです」と青山さん。詳しく解説してもらいました。

がん保険でかかるお金ともらえるお金。比べてみてびっくり!

がんは日本人の死因第1位であり、生涯のうちに2人に1人はがんにかかるというデータも。
恐ろしいのは、経済的な理由で、受けたい治療をあきらめざるを得ないことです。

現在、がん治療は昔と違って、「長期入院」から「短期で入院した後に長期通院」に変わりつつあります。「通院がメインならそれほど治療費はかからないのではないか」と思う方もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
ではがんになったら、どれくらいの医療費がかかるのか見ていきましょう。

●高額療養費の給付があっても、かなりの自己負担がかかります

まず高額療養費の給付という公的制度を知っておかなければなりません。
これは、どれほど高額な医療費がかかったとしても、自己負担はたとえば月額9万円(年収によって異なるので注意!)ですむ、という公的医療制度。がん治療にはこの制度をフル活用することが大前提です。

生命保険文化センターの統計によると、がんによる入院の平均日数は約20日。入院時の一日当たりの平均自己負担費用は約2万円なので、入院期間の費用は合計して40万円ということになります。これは上記の高額療養費の給付制度をフル活用したうえでの数字です。

ただし、注意しなければいけないのが、この制度でまかなえない費用が発生するということ。
たとえば、少人数の病室を希望した場合の差額ベッド代、食費、入院時の日用品、テレビのレンタル料、お見舞いの家族の交通費、そのほかの雑費すべてがこの制度の対象外。ここで差額ベッド代平均6155円(※1)がかかってきます。
※1…厚生労働省「主な選定療養に係る報告状況(第337回中央社会保険医療協議会総会資料)」より

また、がん特有の費用として、抗がん剤治療の副作用で髪の毛が抜けるため、人目を気にして個室に入りたがる患者さんが多いことが挙げられます。
とくに女性の患者さんに顕著で、ウィッグ(かつら)をつくる費用もかかり、たかが髪の毛といって無視できない額になります。

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最終更新:11/9(金) 20:50
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