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ゴルフをやめた才能豊かな姉の代わりに。プロ2年目、松田鈴英の覚悟

11/9(金) 7:40配信

webスポルティーバ

 プロ2年目の松田鈴英(まつだ・れい/20歳)が好調だ。

 ツアー初勝利こそ手にしていないものの、3度の3位を含めてトップ10入りが7回。獲得賞金は5000万円を超えて、賞金ランキング15位につけている(11月8日現在)。

【写真】今季話題の女子プロたち

 初の賞金シードを確定させ、目標としていた最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ出場(※)も、ほぼ手中に収めた。
※同大会の出場資格は、今季ツアー優勝者や賞金ランキング上位25名など

 優勝争いを経験して着実に力をつけ、初の栄冠獲得もまもなくと見られる松田。先のNOBUTA GROUP マスターズGCレディース(10月18日~21日/兵庫県)でも最終日、勝ったアン・ソンジュに一時、1打差まで迫った。

 しかし、終盤に崩れて4位タイでフィニッシュ。ホールアウト後は、思わず涙がこぼれた。悔しさで涙するのは、それだけ優勝への思いが強い証拠。これを糧にしてまた一歩、初勝利へと近づいたのではないだろうか。

 松田は2017年、2度目のプロテストでトップ合格を決めた。そのため、昨季は8月の北海道 meijiカップ以降の後半戦にフル出場することができた。

 ただ、いきなりのトップツアー参戦で、当初は初めてプレーするコースに戸惑い、プロツアーの環境に慣れることに精一杯で、予選落ちが続いた。結局、14試合に出場して、予選通過はわずか4試合と、プロの洗礼を浴びた。

 それでも、ファイナルQT(※)を18位で突破して、今季前半戦の出場権を獲得。シーズン開幕後もコンスタントに結果を残し、今年から導入された2度のリランキングでも上位に名を連ね、フルシーズンの試合出場を確定させた。
※クォリファイングトーナメント。ファースト、セカンド、サード、ファイナルという順に行なわれる、ツアーの出場資格を得るためのトーナメント。現在はファイナルQTで40位前後の成績を収めれば、翌年ツアーの『リランキング』までの大半の試合には出場できる。

 好結果を残すきっかけとなったのは、6月のニチレイレディス。同大会で単独4位となって初のトップ10入りを果たすと、そこから頻繁に上位争いに加わるようになって、一気に成績が上向いていった。

 ニチレイレディスからここまでに出場した19試合中、予選落ちは日本女子オープンの1試合のみ。トップ5入りが5度あって、予選落ちが続いた昨年とは見違えるような成績を残している。

「結果が出ることで、自信がつきました」

 そう語る松田の表情からは、充実感が漂っていた。そして、プロテストに合格して以降のことについて、こう振り返った。

「(プロになったばかりの頃は)『プロゴルファーとして、成功しなくちゃいけない』という思いが強すぎて、ずっと空回りしていました。今年に入ってようやく結果を出せるようになりましたが、『プロとして』とか、あまり思い込みすぎないようにしたのがよかったのかもしれません。家族から『そこまで結果は求めていないよ』と言われたこともあって、ゴルフのことをもっと楽に考えるようにしたんです」

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