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雪辱狙うオービック オフェンスの カギ握る快速WR前田=JXBトーナメント8強対決

11/9(金) 16:14配信

ベースボール・マガジン社WEB

社会人アメリカンフットボール・Xリーグは、10日にジャパンXボウル(JXB)トーナメント初戦(準々決勝)4試合が、東西の2会場で開催される。4試合のうち、パナソニック・東京ガス戦以外の3試合が、今季レギュラーシーズン中の再戦となる。

【写真】雪辱狙うオービック オフェンスの カギ握る快速WR前田=JXBトーナメント8強対決

10日の横浜スタジアム、オービックシーガルズ(レギュラーシーズン4勝2敗・5位)は、今季第2節に惜敗したノジマ相模原ライズ(同4勝2敗・4位)と戦う。両者は昨年から2シーズンで4回目の対戦だ。雪辱を狙うオービックの今を、第5節の富士通フロンティアーズ戦(10月7日)、第6節のオール三菱ライオンズ戦(10月20日)から探った。

現在のオービックで一番気になるのは、オフェンス。それもエースQBスカイラー・ハワードのパスだ。富士通戦ではパス214ヤード2TD、ラン83ヤード2TDと、復調を感じさせたスカイラーだが、オール三菱戦では、パスはわずか61ヤードと不安を残す結果となった。

そして、今のスカイラーは、数字以上にリズムが悪い。ポケットの中でレシーバーを探しているのだが、カバーされていると判断しているのか投げることができない、持ち過ぎ状態が続いている。タテの長いパスではコントロールが悪く、投げ捨てのようにアウトオブバンズに落ちるボールとなっている。

彼のようなタイプのQBはリズムが大事だ。スカイラーが理想とするNFLシーホークスのラッセル・ウィルソンのようにどんどんボールを動かして、パスやランを仕掛けていくのがよい。

米NCAAフットボールの映像を見ると、現在のカレッジQBはショットガン、スプレッドオフェンスが主流で、アウトサイドのスクリーンパスなど、短い速いタイミングのパスを決め打ちし、後はレシーバーの走力に依存するプレーが多い。

実はスカイラーも同じで、富士通戦、オール三菱戦の3TD中、2本はRBのパスだ。富士通戦の2本目、李卓への65ヤードのTDパスは、本来はファーストダウンを取るためのスクリーンパス。ブロックが良かったのと李卓の走力が優れているためにTDになった。

じっくりとフィールドの中央を狙うパスよりは、短い速いパスを積み重ね、その中で、レシーバーのスピード、ブロッカーのフィジカルで、時としてロングゲインを狙うというプレーが良いように思える。

元来、オービックはフィジカルに優れたレシーバーは豊富にいる。その中で注目したいのは、WR前田眞郷だ。

前田はシーズン中盤まで使われることがほぼ無かった。第4節までの4試合でわずか2キャッチ10ヤード。富士通戦でようやく能力の片りんを見せた。QBスカイラーからの37ヤードの先制TDレシーブでは、富士通のDBを完全に抜き去った後、ボールに合わせて一度スピードをおとすような動きだった。この試合では後半にも、スカイラーから48ヤードのパスをキャッチした。

オール三菱戦では123ヤード、3TDパスをキャッチした。QB菅原俊からの53ヤード、48ヤードの2本のTDはマンツーマンカバーのDBを、スピードで完全に抜き去っていた。

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