ここから本文です

エリザベス女王杯は「幸薄い2頭」がこれまでのうっぷんを晴らす

11/9(金) 8:24配信

webスポルティーバ

 先週の京都では、ダートコースを舞台とした牝馬のビッグレース、JBCレディスクラシックが行なわれた。そして今週は、舞台を芝コースに移して、現役牝馬の”頂上決戦”となるGIエリザベス女王杯(11月11日/京都・芝2200m)が開催される。

【写真】エリザベス女王杯の「穴馬」は他にもいる

 今年の3歳牝馬三冠を達成したアーモンドアイ、昨年の秋華賞馬で重賞2連勝中のディアドラ、昨年の海外GIドバイターフを制したヴィブロスらが参戦しないのは寂しいが、それでも牝馬トップクラスの面々が顔をそろえ、見応えのあるレースが繰り広げられそうだ。

 上位人気が予想されるのは、古馬勢では連覇を狙うモズカッチャン(牝4歳)に、これまでにGI2着が4度あるリスグラシュー(牝4歳)といったあたりか。3歳勢は、重賞2勝を挙げ、先のGI秋華賞(10月14日/京都・芝2000m)でも3着と奮闘したカンタービレ(牝3歳)と、GIII紫苑(9月8日/中山・芝2000m)を圧勝したノームコア(牝3歳)と、出走予定の2頭がともに人気を集めそうだ。

 ただ、これらの人気馬については、デイリー馬三郎の木村拓人記者が懐疑的な目を向ける。

「モズカッチャンは、実力的にはここでは最上位でしょうが、出走を予定していたGII府中牝馬S(10月13日/東京・芝1800m)を直前に回避して、本調子とは感じられないんですよね。リスグラシューも相手なりに走りますが、詰めが甘く、距離的にもいいとは言えません。

 3歳馬のカンタービレも、そこまで強調できる材料はありません。この世代はアーモンドアイが抜けて強いだけで、秋華賞では(カンタービレも)1000万条件を勝ったばかりのミッキーチャーム(2着)に後れを取るほどですから、そのレベルは推して知るべし、です」

 また、日刊スポーツの木南友輔記者は、「例年のエリザベス女王杯は、先行有利、インコース有利で間違いないのですが、今年に限っては、京都の芝が時計がかかっていて、どんな傾向になるのか、頭を悩ますところです」と語り、今年のエリザベス女王杯はひと筋縄ではいかないことを示唆する。

 こうした状況を踏まえて、木村、木南の両記者が真っ先に推奨したのは、なんとまったく同じ馬だった。今春、準オープンの湾岸S(4月7日/中山・芝2200m)を勝ってオープン入りしたばかりで、今回が重賞初出走となるコルコバード(牝5歳)だ。

「牝馬限定のGIの場合に指標としているのが、近走で、1000万条件以上の中距離戦で牡馬相手に勝っているかどうか、ということ。今回で言えば、この馬とレッドジェノヴァ(牝4歳)、ヴァフラーム(牝6歳)が該当します。

 そのうち、ヴァフラームの場合はハンデ戦で、軽量52kgでの勝利だったので評価としては少し弱めかな、と。レッドジェノヴァは魅力的な1頭ですが、こちらは前走のGII京都大賞典(2着。10月8日/京都・芝2400m)でいいレースをした分、人気になりそうなので、残るコルコバードが面白いかと。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

スポルティーバ
10月31日(水)発売

定価 本体1,593円+税

フィギュア特集『羽生結弦 新世界を拓く』
■羽生結弦インタビュー
■トロント公開練習フォトギャラリー
■アイスショープレイバック

あなたにおすすめの記事