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トリプルアクセルの申し子・紀平梨花デビュー。 日本女子が表彰台独占か

11/9(金) 12:20配信

webスポルティーバ

 グランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯は、日本女子が表彰台を独占しそうな勢いだ。

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 今大会には、平昌五輪4位で全日本女王の宮原知子、シニアGPデビューでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に持つ紀平梨花、前四大陸女王で着実に実力をつけてきた三原舞依の3人が出場。日本が表彰台を独占すれば、2008年のNHK杯以来のこととなる。8日に行なわれた公式練習では、三者三様、持ち味を出しており、調子のよさがうかがえた。

 昨季は股関節痛の大ケガから見事な復活を遂げ、念願の五輪出場を果たし、メダルまであと一歩に迫る活躍を見せた宮原は、2022年北京五輪に向けての「チャレンジのシーズン」に臨んでいる。

 その手始めに回転不足と判定されることが多かったジャンプの修正に取り組み、スピードに乗って高く跳ぶことを意識しながら重点的にジャンプ練習に励んでいる。今季の目標は、GP大会で優勝することではなく、自分自身が望むスケートを習得することだという。

「今大会では、いろいろ変えてきたことをきっちり試合でできるようにして頑張りたいと思います。NHK杯までは、第1戦(スケートアメリカ)で見つけた課題に対して、SPもフリーもプログラムを通す練習をしてきました。

 いまは試合の結果や演技の点数よりも、とくにジャンプを中心に意識を変えながら練習してきたので、それを試合でもきっちりやることを目標にして臨んでいる。ファイナル(の出場権獲得)よりも自分の演技をしっかりすることを考えてやっています。調子自体は悪くないので、最後は自分の気持ちを強く持つことが必要だと思っています」

 公式練習の曲かけでも、スピードの乗った力強いジャンプを随所に見せた。コツコツと生真面目な宮原らしく、修正中のジャンプに少しずつ変化が現れ始めたことは間違いない。ジャンプ以外のステップとスピンではしっかりと滑り込んできた成果が演技に出ており、練習ではショートプログラム(SP)『小雀に捧げる曲』とフリー『ブエノスアイレスの冬』ともにノーミス演技をしてみせた。

 とくにフリーは、音と動きがピタリと合っていて、曲をしっかりと表現。今大会はSPもフリーも衣装を新調したそうで、そこもひとつの見どころだろう。

「振付師と衣装の方のアイデアを取り入れて作っていただきました。今回、フリーもSPも新しい衣装になりますけど、テーマとしては、SPはちょっとムービースターの感じで、キラキラしたドレープの衣装でおしゃれな小粋なイメージを出していて、フリーはタンゴなので、少し斜めの長めのセクシーさを出した衣装にしています」

 その宮原と同門で、妹弟子にあたる紀平が、いよいよGPデビューする。NHK杯では、武器の大技トリプルアクセルをSPで1本、フリーで2本の計3本跳ぶ予定。目指す演技が強豪シニア勢にどこまで通用するのかに注目が集まる。

「完璧な演技をしてトリプルアクセルを決められたらいいなと思います。NHK杯まで、トリプルアクセルと他のジャンプの安定感を出せるように跳ぶことを意識して練習してきました。それと、スピンのレベルを取りこぼさないようにしっかり練習してきました。公式練習でも調子はいいので、トリプルアクセルをしっかり決められるように、調子のよさを保って試合に向けてしっかり頑張りたいと思います」

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