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インフルエンザ予防に「紅茶」がよい? 「さっそく飲んでます」と話題に、医師に聞く

2018/11/9(金) 6:10配信

オトナンサー

 朝晩冷え込む季節になり、インフルエンザによる学級閉鎖のニュースが伝えられるようになりました。そんな中、「インフルエンザ予防に紅茶がよい」という情報がネット上で話題になっています。紅茶がウイルスの感染力を弱めるといい、「さっそく飲んでます」「ミルクティーは効かないらしい」などの声が上がっています。実際のところを医師の市原由美江さんに聞きました。

「テアフラビン」がウイルスを不活性化

Q.紅茶を飲むとインフルエンザ予防になる、というのは本当でしょうか。

市原さん「本当です。紅茶に含まれる『テアフラビン』というポリフェノールの一種が、インフルエンザウイルスを不活性化するためです。細胞での実験から動物実験の段階まで有用性が報告されています」

Q.どういう仕組みで効くのでしょうか。

市原さん「インフルエンザウイルスの表面には、2種類のたんぱく質がスパイク状に突き出しています。これが鼻やのどの粘膜細胞に付着して感染することにより、インフルエンザの症状を引き起こします。テアフラビンは、ウイルス表面にあるこの突起の働きを抑えてウイルスが感染することを防ぎます」

Q.ミルクティーにすると意味がない、というのは本当でしょうか。

市原さん「ミルクに含まれるたんぱく質がテアフラビンと結合することで抗ウイルス作用が弱まってしまうため、ミルクティーは避けた方がいいでしょう。おいしさの観点では違うかもしれませんが、高温(100度)で抽出した濃いめの紅茶の方がテアフラビンの量が増えるためお勧めです。抗ウイルス作用を高めるためには、こまめに飲むのがいいでしょう」

Q.飲む量や飲む時間帯など、気をつけた方がよいことはありますか。

市原さん「紅茶にはカフェインが含まれているので、寝る前に飲むと睡眠に影響してしまうことがあります。夜の時間帯に飲むときは量に注意しましょう」

Q.緑茶やウーロン茶もインフルエンザに効くのでしょうか。

市原さん「緑茶やウーロン茶に含まれるポリフェノールの一種カテキンにも上述のような抗インフルエンザ作用がありますが、テアフラビンの方がより強力であるとされています」

Q.「お茶でうがい」がよいと聞きますが、紅茶はどうでしょうか。

市原さん「テアフラビンは、インフルエンザウイルスがのどに定着して感染することを予防するので、紅茶でうがいは有効です。ただ、インフルエンザの予防の基本は予防接種です。感染率を下げるとともに、感染したとしても重症化を防ぐ働きがあります。また、うがいだけでなく手洗いもしっかり行いましょう」

オトナンサー編集部

最終更新:2018/11/9(金) 9:40
オトナンサー

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